ミャンマー(ビルマ):平和と人道支援の訴えに有罪判決

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2018年12月12日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ミャンマー(ビルマ)
トピック:

カチン州の紛争停止や人道支援を求めていた人たちが12月7日、国軍を中傷した罪で、実刑6カ月と罰金50万ミャンマー チャット(約36000円)の判決を受けた。

実刑判決を受けたのは、ルムザゥングさん、ナンブーさん、ザゥジェッさんの3人。ルムザゥングさんは、国軍による民間人への攻撃停止を求める4月30日の集会での発言が、また、ナンブーさんとザゥジェッさんは、翌日の記者会見で家を追われた住民への人道支援を訴えたことで、それぞれ国軍に対する中傷容疑に問われていた。

3人の行動は、賞賛されこそすれ、処罰されるのは筋違いもはなはだしい。国は、直ちに有罪判決を取り消し、釈放すべきだ。

国は今回の判決で、紛争への対応や国軍へのいかなる批判も許さないという強い姿勢を示した。

これまで、紛争被害者の支援や報道で、数多くの人たちが、暴力や脅し、訴追などを受けてきたが、今回も繰り返される形となった。国軍の残虐行為を語れば処罰する、という警告である。

ミャンマー北部の紛争地域では2011年以降、10万人以上が国内避難民となり、その多くは、自宅に戻ってはまた避難するという過酷な生活を余儀なくされてきた。

今年4月初旬、国軍とカチン独立軍の衝突が激化した。5千人以上が自宅を追われ、そのうちの2千人が国内避難民となり、山中で身動きが取れず、支援物資が届かない状態に数週間も置かれていた。

アムネスティ国際ニュース
2018年12月7日