- 2019年7月31日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ロシア連邦
- トピック:
Anadolu Agency via Getty Images
議会選挙を前に、ロシア政権当局は、反政権派を抑え込むことに躍起である。
9月のモスクワ議員選挙を控えた7月24日、反政権派を代表するアレクセイ・ナワルニーさんら5人を逮捕し、8日から30日間の行政拘禁に置いた。5人は、議会選挙に立候補しようとした野党候補の立候補が認められなかったことに抗議する集会を呼びかけていた。
当局は、即時無条件で拘禁中の5人を釈放すべきである。
同じ日、さらに野党立候補者の2人を家宅捜索し、6人に出頭を命じた。7月14日にあった選挙管理委員会事務所前の抗議集会に参加したこの8人には、投票権侵害および選挙管理委員の業務妨害違反の疑いがあるとしている。当局は、曖昧な刑法の規定を拡大解釈している。彼らは、集会を呼びかけたり、集会に参加しようとしただけである。
当局が、反政権派の動きの封じ込めに躍起になるのは、異常である。集会の開催や意見の表明の自由の権利は、国際法や国際人権法で明記されており、当然ながらロシアにも適用される。
アムネスティ国際ニュース
2019年7月25日
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