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フランス:難民支援者に対する有罪判決は不当

2019年10月30日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:フランス
トピック:難民と移民

山岳ガイドのピエール・マンベールさんは、アルプス山中で西アフリカからの難民たちを支援したことが不法入国の手助けにあたるとしたとして有罪判決を受けた。しかし、支援は合法的な人道支援であり、有罪判決は破棄されるべきである。

イタリアから冬のアルプスを越えてフランスに入るのは、雪深い山岳地帯で道に迷ったり命を落とすなどのリスクと背中合わせだ。そうした危険を冒して入国した人びとを支援するボランティアたちがいる。彼らは、定期的に雪道を巡回し、庇護希望者に手を差し伸べる。マンベールさんもその一人だ。

昨年1月、マンベールさんは、イタリアとの国境に近いブリアンソン郡にある町モンジュネーヴルで、ナイジェリア人の男女2名、カメルーン人男性1人、ギニア人男性1人に温かい衣服と熱いお茶を提供した。そこにやってきた警官が、4人とマンベールさんを連行した。その後、4人のうち3人が、警察のすきをみて逃走する事態になった。

マンベールさんは、その後、密入国防止法の「不法入国のほう助」で執行猶予付き3カ月の有罪判決を言い渡された。

マンベールさんは、何の罪も犯していない。移動中の難民に、好意で飲み物や衣類を差し出しただけだ。称賛されてしかるべきものである。にもかかわらずフランス当局は、難民に善意を表す人びとを犯罪者に仕立てようと、密入国防止法を濫用している。

イタリアとの国境で、フランスの国境警察が庇護希望者や移民の入国を阻止して、彼らを不法にイタリアへ押し返し、また支援者の正当な行為を犯罪扱いしている。

マンベールさんの行動は、「不法入国のほう助」などではなく、フランスの法律と国際法のいずれに照らしても合法的な人道援助にあたる。

アムネスティ国際ニュース
2019年10月23日

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