ハンガリー:新型コロナ緊急措置法案 政府に絶大な権限

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2020年4月 2日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ハンガリー
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(C) Barcroft Media via Getty Images
(C) Barcroft Media via Getty Images

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ハンガリー議会は3月30日、非常事態宣言のもと、政府の権限を拡大する法案を採択した。実効性ある監督や定期的評価を受けることなく緊急措置を発令でき、期限の制限もない。

同法により無期限でチェック機能なく非常事態宣言が続くことになり、オルバーン・ヴィクトル首相と政府は人権を制限する自由裁量権を持つことになる。しかし、これでは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)という未曾有の危機への対応にはならない。

非常事態宣言に伴う人権を制限する措置は、あくまでも市民を感染から保護する上で不可欠なもので、かつ、適切な範囲内でなければならず、そのための強力な保護措置が必要である。法律は、政府にパンデミックへの対応を超える権限を与えてはならない。

就任以来、オルバーン政権は、社会から排除された人びとへの憎悪を煽り、政権批判の声を封じ込めるなど、人権状況を後退させてきた。その政権が強大な権限を持つようになった今、人権状況の一層の悪化が懸念される。

アムネスティ国際ニュース
2020年3月27日
※3月30日の情報を反映させています。

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