コロンビア:先住民族の人たちへの暴力に終止符を

  1. ホーム
  2. ニュースリリース
  3. 国際事務局発表ニュース
  4. コロンビア:先住民族の人たちへの暴力に終止符を
2021年5月20日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:コロンビア
トピック:先住民族/少数民族

(C) Photo by LUIS ROBAYO/AFP via Getty Images
(C) Photo by LUIS ROBAYO/AFP via Getty Images

バジェ・デル・カウカ県の都市カリで、先住民族の権利運動「ミンガ」の参加者が武装グループに襲われ、カウカ地域先住民族協議会(CRIC)のメンバー数人が負傷した。

4月28日以来、おおむね平和的なデモが当局の弾圧を受ける中、暴力による死者は数十人、負傷者は数百人にのぼった。性的暴力を受けたり、行方不明になったりした人たちもいるという。しかし、ドゥケ政権は、デモ参加者に対するこれらの人権侵害を公には認めていない。暴力は、警官の面前でも起こっている。

歴史的にみても、暴力や武力紛争が起きると、そのしわ寄せを受けるのは、常に先住民族やアフリカ系の人たちだ。国からの保護もない。

当局は、先住民族の人たちなどへの暴力の即時阻止を求める声に、理不尽にも耳を傾けてこなかった。それどころか、警察をはじめとする当局は、カリでミンガに参加する先住民族の人たちやデモに参加する市民に汚名を着せる発言をしてきた。デモ参加者を悪者に仕立てることで、弾圧を正当化しようとしていた。

武装集団による先住民族の人たちへの暴力は、同国における終わりのない暴力構造を反映している。全土でストやデモが続く中、それがさらに露わになった。

ミンガ運動の幹部は、暴行され入院した仲間ら運動のメンバーが今も無事でいるのか、気が休まらない日々を送る。

ドゥケ政権は、ストに参加する先住民族とアフリカ系市民に対する弾圧と根も葉もない非難を直ちにやめ、彼らのすべての権利を保障すべきだ。

複数の現地NGOの調べでは、全国ストがあった4月28日から5月9日にかけて、47人が殺害された。47人うち36人が、バジェ・デル・カウカ県での抗議に参加していた。NGOは、治安部隊などが市民の要求に耳を貸さなかったことを強く非難した。市民が要求していたのは、武装集団によるデモ参加者への襲撃を阻止すること、デモに私服警官を紛れ込ませないこと、平和的デモの弾圧をやめることの3点だった。

アムネスティ国際ニュース
2021年5月9日

英語のニュースを読む

関連ニュースリリース