アフガニスタン:学校爆破は宗教的・民族的少数派への卑劣な攻撃

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2022年4月22日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:アフガニスタン
トピック:

アフガニスタンの人びとが日々、暴力の恐怖にさらされている中、また新たな暴力が発生した。

カーブルのイスラム教シーア派のハザラ人が多く住む地区の学校などで4月19日、連続爆発事件があり、少なくとも6人が死亡し11人が負傷。爆発があったのは、カーブル西部のアブドゥル・ラヒム・シャヒッド高校とマンターズ教育センター付近で、メディアによれば死傷者の数は今後増えるとみられている。

多数の人命を奪った爆破行為は、まったく許しがたく、厳しく非難されなければならない。

実権を握るタリバンは、民間人、とりわけ民族的、宗教的少数者を暴力から保護する対策を取ってこなかった。

タリバンは、事件の真相究明に向けて、国際法と国際基準に従った徹底した捜査を行うべきだ。拘束した容疑者は、公正な裁判による裁きを受けなければならない。ただし、死刑を適用してはならない。

また、タリバンは、爆破事件を取材していた記者に暴行を加えており、この暴力も厳しく指弾されるべきだ。記者は、暴力を恐れることなくその職務を果たすことができるようにしなければならない。

背景情報

アムネスティは、昨年8月タリバンがアフガニスタンを制圧して以来、ハザラ人を狙った殺害を記録してきた。

アムネスティ国際ニュース
2022年4月19日

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