ウガンダ:選挙を前に野党支持者に残虐な弾圧

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2026年1月14日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ウガンダ
トピック:表現の自由

ウガンダの治安部隊は、野党集会に対し不必要かつ過剰な武力行使や恣意的な逮捕といった違法な手段で対処し、参加者の一部に対して拷問その他の虐待を加えた。

アムネスティは、カンパラ首都圏カウェンペと南東部のイガンガにおいて治安部隊が平和的な群衆に催涙ガスや唐辛子スプレーを噴射したり、人びとを殴打したりした事例を記録している。それに伴い、野党国民統一プラットフォーム(NUP)の選挙集会を妨害することを目的とした不当な移動制限も実施された。アムネスティはまた、国内の他の地域でも同様の妨害行為が行われたとの報告を受け取り、デジタル証拠を検証した。

当局は野党とその支持者に対する激しい弾圧作戦を開始し、彼らが結社の自由と平和的集会の権利を行使することを極めて困難にしている。ウガンダ当局は人権擁護の義務を遵守し、野党が不当な制限を受けず、野党指導者や支持者が逮捕、拷問その他の虐待を受ける恐れなしに選挙集会を開催できるようにしなければならない。

ある目撃者はアムネスティに対し、11月24日のカウェンペでの集会において、NUPの大統領候補ロバート・キャグラニ・センタム(通称ボビ・ワイン)さんの到着後に「警察が集会を阻止するため催涙ガスと唐辛子スプレーを発射した」と証言した。人びとは慌てふためき、数十人が近くの深い溝に転落する事態となった。警察はさらに犬を用いて群衆を威嚇し、銃床で人びとをトラックに押し込み、警棒やワイヤーで殴打した。

11月28日にイガンガで開催されたNUPの集会に参加したある参加者によれば、軍隊がトラックで出口の一つを封鎖した後、残された唯一の出口から会場を離れようとした群衆に向けて発砲したという。集会の参加者1名が、違法な武力行使が疑われる状況下で死亡し、数は不明だが負傷者も出た。死亡した参加者の遺族はアムネスティに対し、武装警備員が検死の立会いを妨げたと訴えた。これは明らかに、彼が違法に殺害された可能性を示す証拠を遺族が収集するのを阻止するためだった。遺族には死亡診断書が渡されることはなく、死因も伝えられなかった。

結社の自由・平和的集会の自由の権利を行使しただけで命を落とすことがあってはならない。当局は、治安部隊による違法な武力行使の疑いがあるすべての事例について、直ちに公平かつ徹底的な調査を開始しなければならない。責任者は公正な裁判で裁かれるべきである。

カウェンペとイガンガでの事件を受け、ウガンダ警察は野党支持者が警察官に石を投げつけ、車両を破壊したと主張して自らの行動を正当化した。しかし、両集会の目撃者はアムネスティに対し、群衆は平和的でありウガンダ国旗を掲げていただけだと証言している。

国際法及び基準は、警察は武力行使に訴える前に常に非暴力手段を優先させ、やむを得ず武力を行使する場合も、必要かつ相応な限度を逸脱しないよう要求している。集会を解散させるための銃器の使用は、これらの条件を満たすことは決してなく、したがって常に違法である。

違法な移動制限

アムネスティは、11月6日にウガンダ北部のヌオヤで撮影された動画を検証した。そこには、治安部隊が軍用車両を用いて野党候補者とその支持者たちの選挙運動を妨害する様子が映っていた。

アムネスティが話を聞いた人たちによれば、治安部隊はこうした行為に加え、法的根拠を示さずに道路を封鎖し、野党の行進を遠回りさせたという。彼らはこうした移動制限が、野党指導者や支持者が指定された選挙集会会場に到着するのを遅らせるため、あるいは集会そのものを阻止するために意図されたものだと確信している。NUPの大統領候補は他の複数の地区でも選挙集会会場への移動を妨げられたそうだ。

平和的集会に対するこのような制限は許容されない。いかなる制限も国内法に基づく根拠があり、正当な目的を達成するためで、必要かつ相応なものでなければならない。

恣意的逮捕、拷問その他の虐待

NUPや市民団体などの複数の情報源によれば、国内各地での集会への参加、あるいはNUPの支持者とみなされたことを理由に、400人以上が逮捕されている。

アムネスティが入手した裁判所の起訴状によると、逮捕された者の大半は、器物損壊や公務執行妨害、暴力教唆、警察官への暴行などの罪で起訴された。アムネスティはすべてを調査できていないが、少なくとも一部の事例では、NUPの支持者と見なされたことだけを理由に拘束された人びとがいることを示す証拠がある。

カウェンペ集会に参加あるいは近くにいた4人は、警察に拷問その他の残酷で非人道的な扱いを受けたそうだ。彼らは警棒で殴られ、口に唐辛子スプレーを吹き付けられ、テーザー銃で撃たれた。他の人たちが同様の扱いを受けたのを目撃したという。

11月24日に仕事帰りに逮捕された男性は、野党集会で逮捕された他の者たちと共に拘束された。彼らは警察署で3日間、家族との面会も許されずに拘束された。この男性は拷問を受けて歯を1本失い、腕を骨折した。

カウェンペ集会に関連して逮捕された別の男性は、警察から「国家の安定を危うくした」と非難された。彼は拷問や虐待についてこう語った。「警察は催涙スプレーを噴射し始め、私を車から引きずりおろし警察のトラックに乗せた。車内では20人の仲間が激しく殴打されているのを目にした」。

ある女性はこう語った。「警察は車に近づくと、テーザー銃で攻撃してきた。私たちを引き離し、私を別の車に連れていき警棒で殴り始めた。警棒が折れると、同僚に別の警棒を渡すよう言い、『まだボビ・ワインを支持しているのか?』と問いただされた。私は『はい』と答えた。すると彼らはさらに殴り続けた」。

ウガンダ当局は、選挙前、選挙期間中、選挙後を通じて、人権を最大限に尊重し、擁護し、推進することを保障しなければならない。当局は、野党集会への参加のみを理由に、あるいはNUPへの実際の支持または支持者と見なされたことを理由に拘束された人たちを、即時かつ無条件に釈放すべきだ。

アムネスティ国際ニュース
2026年1月5日

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