EU:アフガニスタンへの強制送還計画を断念し、タリバンとの協議を中止すべき

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2026年6月30日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:EU
トピック:

アムネスティは、欧州連合(EU)の機関および加盟国に対し、アフガニスタンへの強制送還計画を断念し、事実上の当局であるタリバンとのあらゆる再入国受け入れに関する協力を終了するよう強く求めている。

アフガニスタンは、帰国先として安全とは見なすことは決してできず、この動きは、複数の国連機関が繰り返し指摘しているように、帰国者の生命を危険にさらすことになる。

欧州委員会は最近、アフガニスタン国籍者の本国送還について協議するため、タリバン当局をブリュッセルに招いた。アフガニスタンの人権状況は悲惨で、また人道状況も、悪化する食糧不安を抱え約2,200万人が支援を必要としているなど、危機が深刻化しているにもかかわらず、いくつかの加盟国がアフガニスタンへの強制送還を加速させようとしている。今回の協議はこうした動きを受けたものだ。EUは同国の人道・人権危機を十分に認識しており、タリバンによる凄惨な人権侵害を繰り返し非難してきた。また、昨年10月の国連人権理事会におけるアフガニスタンに関する独立調査機関の設置など、責任追及に向けた取り組みにおいて重要な役割を果たしてきた。

アフガニスタン人の強制送還を進めるこの動きは、EUがタリバンとの関与の前提として掲げてきた人権基準に真っ向から反するものであり、同国に送還された者が直面する極めて現実的で十分に確認されている危機や、そもそも彼らが国外に逃れざるを得なかった事情を無視している。タリバン支配下では、迫害、強制失踪、恣意的な拘禁、拷問や虐待、報復を受けるおそれがあるのだ。

EU職員を含む人びとがアフガニスタンから逃れるという絶望的な光景は、つい最近の記憶だ。それからさらに危険度を増したアフガニスタンへ、今になってEUが強制送還しようとしていることは、到底許されることではない。

タリバンによる制度化された弾圧体制は、女性や少女の権利に対する厳しい制限、拷問や虐待、強制失踪、恣意的な逮捕、超法規的処刑など、日常生活のあらゆる側面に影響を及ぼしている。アフガニスタンへの強制送還に関するEUのいかなる関与も、無謀で危険なものであり、EU自身の法的義務、とりわけ、生命が危険にさらされるおそれのある状況へ誰も送還してはならないという義務を怠るものだ。

アムネスティ国際ニュース
2026年6月22日

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