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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
イスラエル 庇護希望者 国外退去か勾留の危機

最新情報:
2018年3月31日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
エリトリア人とスーダン人の庇護申請者たち
期限:
2018年5月 8日
配信日:
2018年3月31日
UA No:
064/2018

数千人のエリトリア人、スーダン人の庇護希望者が、治安が不安なルワンダまたはウガンダに送還されるか、イスラエルで無期限の拘禁か、いずれかの選択を迫られている。イスラエルで既に拘禁されている人もおり、当局は他の庇護希望者に対しては、4月初旬までに国外退去か勾留かの選択を求めている。

1月1日、イスラエルの人口・移民・国境局(PIBA)は入国法の新方針「第三国への送還手続き」を公表した。その方針によると、昨年末までに庇護申請をしなかったか、申請を却下されたエリトリアとスーダンの独身男性は、4月初旬までに国外退去を求められる。国外退去に同意すると、3,500米ドルと出身国または国名が明かされない第三国への航空券が支給される。拒否すれば、イスラエルでの無期限の拘禁が待っている。当局は、「この方針が不正規の移民の自発的な帰国に繋がる」と主張している。ところが実際は、「不正規移民」のほとんどは、公正な難民審査を受けられなかった人たちだ。アムネスティは、彼らを庇護申請者もしくは難民とみなしており、彼らを追放することは国際法違反と考える。

イスラエルは、アフリカの2カ国と協定を結んだ。イスラエルは公表していないが、この2カ国がウガンダとルワンダであることは、周知のことだ。しかし、両国とも協定の存在を否定しており、イスラエルも、公表していない。この2カ国には、エリトリアとスーダンから強制送還された人たちが送りこまれてきた。

イスラエルは、新方針のもと、2月4日から既に庇護申請者に退去通知を出した。この通知を受けた拘禁中の庇護申請者は、280人いる。彼らは、退去通知を受けてから2カ月以内に退去するか、拘禁に甘んじるかの選択をするよう告げられている。この方針が発表されてから、500人のエリトリア人とスーダン人の男性がイスラエル出国か退去の同意書に署名した。

あるエリトリア出身の庇護申請者(28才)は、説明も受けなく難民申請を却下された。彼は、有効なビザを持っていなかったため、2017年11月に逮捕された。監獄で100日間過ごした後、ルワンダに行くよう言われた。難民申請を却下され、ルワンダ行きを受け入れなかったため、入国法にもとづき、拘束され現在も刑務所に収監されている。

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追加情報

現在、追放の危機にあるエリトリア人とスーダン人の庇護申請者のほとんどは、イスラエルがエジプトとの国境を閉ざした2013年より前にイスラエルに着いていた。彼らの多くはエジプトのシナイ半島で意に反して悪徳商人たちに捕らわれ、拷問その他の虐待を受ける経験をして生き残り、今は肉体的、心理的トラウマに苦しんでいる。

エリトリア人とスーダン人の庇護申請者たちのアフリカ諸国への送還は、2013年に始まった。国連難民機関であるUNHCRによると、約4,000人のエリトリア人とスーダン人の庇護申請者たちが、2013年12月から2017年6月までに追放された。そのアフリカ諸国の名前は公表されていないが、イスラエルから追放された庇護申請者たちの証言によると、ルワンダ人、ウガンダ人であることが確認されている。両国共に、そのような庇護申請者の受け入れのためにイスラエルと協定を締結したことを口頭でも書面でも否定している。

協定があろうとなかろうと、ノン・ルフールマンの原則に違反しているがゆえに追放は違法である。その原則は、重大な人権侵害の危険がある場所、あるいは送還によって後に保護を受けられないような場所に人びとを移すことを禁じている。

ノン・ルフールマンの義務を満たすため、送還による人権侵害のリスクは、関係者各人の個別状況を考慮しながら、ケース・バイ・ケースで判断されなければならない。特に、送る側の国は、「第三国」への送還による人権侵害の個別のリスクのみならず、「第三国」から危険がある別の国へその後送られる(間接的ルフールマン)リスクも検討しなくてはならない。第三国が難民の地位に関する1951年の条約の加盟国であることは、間接的ルフールマンの危険を排除するに十分ではない。

違法であることに加えて、追放はイスラエルにとって、自らの管轄権内にある難民と庇護申請者に対する責任放棄の、そしてより多くの難民たちをより貧しい国に送り込む手段となっている。イスラエルは44,600人の難民と庇護申請者を抱えており、富裕国にとっては受け入れ可能な人数である。対照的に、ルワンダはイスラエルの3倍を超える難民を抱えている。ウガンダの難民はイスラエルの20倍を超える。

イスラエル当局による追放は、追放された人びとは庇護を求めたことがないか、庇護を申請したがその資格がなかった人びとであるという前提を元にしている。しかし、難民の受け入れが機能していないことで、その前提に重大な問題があることがわかる。2013年から2017年の間に難民申請をしたエリトリアとスーダン国籍、15,200人の内、難民認定されたのはわずか12人で、0.5%未満だ。この10年間では、エリトリア人の申請者のうち難民認定されたのは、わずか0.1%だ。EUと比較すると、2016年のEUのエリトリア国籍の認定率は、92.5%だった。

アクションしてください。

英語で当局への以下の要請を盛り込んだメッセージを作り、ファックスかメールのいずれかで、できるだけ早く送ってください。英語の要請例文が後に続きます。こちらをご利用いただいても結構です。

  • エリトリア人とスーダン人の庇護申請者たちの国外追放を即時停止すること。
  • イスラエルからの退去を拒んだことで拘禁されている庇護申請者たちすべてを即時釈放する。
  • エリトリア人とスーダン人の庇護申請者たちがイスラエルにおいて公平で実効性のある難民認定手続きを受けられるよう保障する。

宛先
Director General, Population, Immigration and Border Authority 人口・移民・国境局長官
Prof. Shlomo Mor-Yosef
Fax: +972 2 6294836
Email:moryosef@piba.gov.il

Minister of Interior 内務大臣
Arye Machlouf Dery
Fax: +972 2-7444880
Email:sar@moin.gov.il

コピーの宛先
イスラエル国大使館
〒102-0084東京都千代田区二番町3
特命全権大使:ヤッファ・ベンアリ 閣下
Her Excellency Ms. Yaffa Ben-Ari

要請例文

Prof. Shlomo Mor-Yosef
Director General, Population, Immigration and Border Authority
↑ここに宛先を記入

Dear Director General,
↑ここに書き出しを記入

I am writing to ask you to immediately halt the deportations of Eritrean and Sudanese asylum-seekers.

I also urge you to immediately release all asylum-seekers who are being detained for refusing to leave Israel.

Lastly I request you to ensure that Eritrean and Sudanese asylum-seekers have access to fair and effective refugee status determination procedures in Israel.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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