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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
イスラエル NGO職員の行政拘禁を更新

最新情報:
2018年4月19日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
アブドゥル・ラゼク・ファラージ(男性)
期限:
2018年5月25日
配信日:
2018年4月19日
UA No:
072/2018

イスラエル軍事法廷は、NGO職員であるアブドゥル・ラゼク・ファラージさん(55才)に対する行政拘禁を三度更新した。ファラージさんは、起訴も裁判もなく325日間、拘禁されてきたが、さらに3カ月、行政拘禁が続くことになった。

4月10日、3度目の更新命令を受け、7月17日まで拘禁が延長されることになった。ファラージさんは昨年5月、被占領パレスチナ地域(OPT)のラマッラーの自宅で逮捕された。西岸地区の軍司令官は、尋問することもなく、4カ月間の行政拘禁命令を言い渡した。3カ月後の9月20日に拘禁は終了する予定だったが、更新されてしまい、その後も更新が繰り返された。

行政拘禁されている人たちと弁護士たちが、行政拘禁の廃止を求めて、イスラエル軍事法廷をボイコットする運動をしている。ファラージさんもこの運動に参加中だ。ボイコット運動は、4月半ばで2カ月目に入った。そして、イスラエル当局は現在、審理に被拘禁者やその弁護士が不在のままで行政拘禁命令を追認している。

アブドゥル・ラゼク・ファラージさんは10年間の行政拘禁を経験しており、全部で16年間をイスラエルの刑務所で過ごした。1985年から1991年にかけて彼は、パレスチナ解放人民戦線(PFLP、武装部門を持つ左翼政党でイスラエルによって非合法化されている)に加入していたことで、イスラエルの裁判所によって科された6年の刑に服役していた。彼は釈放されてからも6回、逮捕され、その度に行政拘禁された。彼は起訴も裁判もないまま全部で120カ月(3650日)の間、拘禁されていた。

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追加情報

2人の子の父親であるアブドゥル・ラゼク・ファラージさん(55歳)はビルゼイト大学の経済学の学士号と経営学の修了証書を持っている。彼は被占領パレスチナ地域のラマッラーに拠点のある開発NGO、農作業委員会連合(UAWC)の財務管理事務局長であり、30年余り務めてきた。UAWCは、イスラエルによる占領と土地収奪政策の影響をこうむったパレスチナの農民たちを支援するため1986年に設立された。この組織は、農民たちの生活水準の向上と土地の権利を守るための彼らの能力育成を目指している。

2012年、ファラージさんはオフェール刑務所の拘禁状況に抗議して、行政拘禁されている他の人びとと一緒におよそ24日間のハンストを行なった。当時、劣悪な拘禁状況や独房拘禁、家族との面会の拒絶、起訴や裁判のない拘禁に抗議して、2,000人のパレスチナの囚人と被拘禁者たちが大規模なハンストを宣言した。このストライキは、エジプトが仲介したイスラエルとの協定をうけて、2012年5月14日に終結した。ファラージさんはイスラエルの行政拘禁政策に抗議して、行政拘禁されている他の人びとと共に2014年4月、再びハンストを行なった。ハンストは60日余り続き、行政拘禁されている人びととイスラエル監獄局(IPS)との間に協定が結ばれてから終結した。

アブドゥル・ラゼク・ファラージさんの家族は、彼が絶え間なく拘禁されてきたことや釈放日がはっきりしないことのために、大変な目にあってきた。彼の息子のバシルさんは次のようにアムネスティに語っている。「私は父が釈放されるのを望んで、2、3週間、ジュネーブの大学から離れることにしていました。家族は再び一緒になる日を夢見ています。でも、いつものように占領が、私たちの希望の前に、喜びの瞬間への夢の前に立ちふさがるのです」。

行政拘禁のすべてのケースと同様に、ファラージさんに対する「証拠」は機密となっており、彼も弁護士もそれを吟味することは許されていない。このような状況は、公正な裁判基準の根幹を侵す。

行政拘禁は、表向きは治安に著しくかつ差し迫った危険をもたらす人びとを拘禁するための例外的措置として導入された。しかし、犯罪容疑者の逮捕、告訴、訴追の代替手段として、あるいはまったく罪のない人を拘禁するために、利用されてきた。命令は何度でも更新でき、証拠は機密とされる。そのため、事実上、被拘禁者は異議申し立てができず、いつ釈放されるかもわからない。行政拘禁されているパレスチナ人の中には、表現、集会、結社の自由の権利を平和的に行使しただけで拘禁された良心の囚人たちがいると、アムネスティは考えている。2015年10月以降、イスラエルと被占領パレスチナ地域での暴力事件が、激増した。被占領パレスチナ地域の緊張が高まる中、イスラエル当局は大量逮捕や行政拘禁命令をさらに連発して対応した。未成年者に対する行政拘禁の再開もあった。パレスチナの人権組織であるアッダミールによると2018年3月時点で、イスラエルによって起訴や裁判のないまま行政拘禁されている人びとは、未成年者3人を含む427人だった。

アクションしてください。

英語またはヘブライ語で当局への以下の要請を盛り込んだメッセージを作り、ファックス、メール、航空書簡(全世界90円)のいずれかで、できるだけ早く送ってください。英語の要請例文が後に続きます。こちらをご利用いただいても結構です。

  • イスラエル当局に、アブドゥル・ラゼク・ファラージさん、および他の行政拘禁されている人々を直ちに釈放することを要請する。もしくは、国際的に見て妥当な罪名で起訴し、国際基準に沿った公正な裁判に付すこと。
  • イスラエル当局に、人権グループなどの社会組織で働くパレスチナ人への嫌がらせや恣意的拘禁をやめるよう要請する。
  • イスラエル当局に、行政拘禁を直ちにやめるよう要請する。

宛先
Minister of Defence イスラエル国防相
Avigdor Liberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
Email:minister@mod.gov.il;pniot@mod.gov.il
Fax: +972 3 691 6940
書き出し: Dear Minister

Commander of IDF - West Bank イスラエル国防軍西岸地区司令官
Major-General Roni Numa
GOC Central Command
Military Post 02367, Battalion 877
Israel Defence Forces, Israel
書き出し: Dear Major-General Roni Numa

コピーの宛先
駐日イスラエル国大使館
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
特命全権大使:ヤッファ・ベンアリ 閣下
Her Excellency Ms. Yaffa Ben-Ari

要請例文

Minister of Defence
Avigdor Liberman
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya Tel Aviv 61909, Israel
↑ここに宛先を記入

Dear Minister,
↑ここに書き出しを記入

I am writing to ask you to immediately release Abdul Razeq Farraj, and all others who have been placed under administrative detention, unless they are promptly charged with an internationally recognizable crime and tried in proceedings that adhere to international fair trial standards.

I also urge you to stop the harassment and arbitrary detention of Palestinians working in civil society organizations including human rights groups.

Lastly I request you to take immediate steps to end the practice of administrative detention.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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