最新情報:
2018年12月 7日 (stop情報)
更新履歴:
2018年9月27日 (更新情報)
2018年8月13日
国名:
バングラデシュ
対象者:
シャヒダル・アラム(男性)
期限:
2019年1月 7日
配信日:
2018年12月 7日
UA No:
146/2018

写真家で社会活動にもかかわるシャビタル・アラムさんが11月20日、100日以上の勾留を経てようやく釈放された。アラムさんは8月、アルジャジーラ(アラビア語のニュース放送)のインタビューでの発言がもとで逮捕され、拘束されてきた。

アラムさんがアルジャジーラのインタビューで語ったのは、当局が学生のデモに対して過剰に対応したことへの批判だった。7月にあった学生のデモは、別の学生2人がバスに轢かれて死亡したことを受けて、歩行者の安全を求めたものだったが、当局は、このデモを過剰な力で押さえ込んだ。

アラムさんは、表現の自由を行使しただけで逮捕され、勾留されていた。容疑は、情報伝達技術法違反だが、起訴されていれば最高14年の刑を受ける。しかし、高等裁判所に、無期限の保釈を認められ、釈放された。今後、裁判所の命令なしでは拘束されることはない。

アラムさんは、自分の釈放に向けた支援活動をしたアムネスティの会員やサポーターに感謝して、次のように語った。「みなさんの支援をいただけたのは、本当によかった。みなさんが当局に圧力をかけてくれたから、釈放されたのだから」

シャビタル・アラムに関わるUAはこれで終了します。要請文を送ってくださったみなさま、ありがとうございました。