- 2006年9月26日
- 国・地域:スーダン
- トピック:地域紛争
本日、スーダン政府が同国のアフリカ連合(AU)平和維持部隊の駐留延長に合意したニュースを受け、アムネスティは、今回の進展はダルフールの住民を保護する第一歩だが、国連による平和維持部隊がその後に続かなくてはならないと述べた。
「ダルフールの住民は、今まさに、国連の平和維持部隊を必要としている」と、アイリーン・カーン・アムネスティ事務総長は語った。「スーダン政府がAUの平和維持部隊の駐留延長に合意したことは、重要な譲歩とはいえない。それはダルフールの人びとを保護するために必要最小限のことであり、早急に国連平和維持部隊に移行する必要がある」
AUの平和安全保障理事会は本日、アフリカ連合スーダン平和維持部隊(AMIS)の任務を2006年12月31日まで更新する意向を表明した。理事会はまた、国連平和維持部隊への移行を支持する姿勢を改めて強調した。
「スーダン政府は、あまりにも長く政治ゲームを続けている。このゲームのために、ダルフールの女性、男性、そして子どもたちの生命が犠牲になっているのだ」とアイリーン・カーンは語った。「国際社会は、人権について妥協を受け入れることはできない。ダルフールの住民の権利が、政治的利己主義のために安値で手放されることがあってはならない」
「AMISの任務延長は、国連平和維持部隊を受け入れるよう求める国際社会の圧力からスーダン政府が解放されたということではまったくないのである」
もっと詳しく:
https://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=503
国際ニュース
AI Index: AFR54/056/2006
2006年9月21日
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