EU:欧州連合(EU)加盟国、米の秘密移送プログラムでの役割を恥じる

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2006年11月29日
国・地域:EU
トピック:「テロとの闘い」における人権侵害
米中央情報局(CIA)の欧州における活動を調査する欧州議会臨時委員会の報告者クラウディオ・ファーヴァは一次報告書を発表し、欧州諸国による共謀が、欧州におけるCIAの国家間秘密移送(レンディション)を許したというアムネスティ・インターナショナルの結論を裏付けた。

一次報告書は、各国におけるセキュリティ・サービスが、国家間秘密移送に対して自らの役割を果たしていなかったことを明らかにした。報告書はまた、EUの諸機構や加盟国、加盟候補国および関係諸国が、調査に対して十分に協力しなかっただけでなく、米国の国家間秘密移送プログラムで各国当局が担った役割について独自の調査を実施することを怠ったことも指摘している。

「これらの事実に再び直面し、EUが自らの関係をこれ以上否定できないのと同様に、欧州の指導者たちはそれぞれの責任を否定し続けることはできないのだ」と、アムネスティ・インターナショナルは語った。

関連記事:Sweden: The case of Mohammed El Zari and Ahmed Agiza: violations of fundamental human rights by Sweden confirmed, (AI Index: EUR 42/001/2006)
http://web.amnesty.org/library/index/engeur420012006

アムネスティ国際ニュース発表
(2006年11月28日)
AI Index: IOR 30/017/2006

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