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サウジアラビア:全ての死刑判決の減刑をアブドラ国王に求める

2007年2月19日
国・地域:サウジアラビア
トピック:死刑廃止
アムネスティ・インターナショナルは、サウジアラビアでの死刑の執行率が急激に増加していることを深く懸念している。今朝、4人のスリランカ人男性に対する死刑が執行され、今年に入ってからの執行数は少なくとも17人になった。この他にも差し迫った死刑執行があるのではないかとアムネスティは危惧しており、アブドラ国王に対し、すべての死刑判決を減刑し、死刑に直面する人びとに対する公正な裁判の保証を尊重するよう求める。

今朝、首都リヤドで4人のスリランカ人男性の死刑が執行された。アムネスティはサウジアラビア当局に対し、処刑された4人のうち3人について、繰り返し要請を行なってきた。D.D.ランジト・デ・シルバ、E.J.ビクター・コレア、サナト・プシパクマラ、シャルミラ・サンジート・クマラは、連続武装強盗に関与したとして2004年に逮捕されたと伝えられている。先の3人は死刑判決を受けたが、シャルミラ・サンジート・クマラは15年の拘禁刑を言い渡され、死の危険はないと考えられていた。4人は不公正な裁判によって、弁護士も領事も出廷しないまま判決を言い渡された。家族やスリランカ当局は死刑の執行を前もって知らされていなかった。

サウジアラビアの秘密主義の司法制度のため、死刑判決を受けた本人や家族は起訴理由も法的手続きがどの段階にあるのかも知らされない。2005年4月には同様の状況で6人のソマリア人に対し不公正な裁判の後に死刑が執行された。6人は自分たちが死刑にされるとは認識しておらず、すでに服役を終えて釈放されるのを待っているのだと信じていた。

また、被告人は拷問や虐待などを含む強要によって得られた「自白」だけを根拠に有罪を言い渡されることがあり、裁判は、公正な裁判の国際基準を満たしていない。裁判は非公開で、被告人は弁護人をつける権利を与えられず、外国人の場合には領事からの支援は十分でないかまったく行なわれていない。

すへての政府には犯罪行為に罪のある者を裁判にかける権利と責任があることをアムネスティは理解している。しかしアムネスティは、究極の生命権侵害である死刑に反対する。アムネスティは、基本的権利や国際的に認知された権利の侵害からすべての人びとを守ることを責務としている。

アムネスティはサウジアラビア国王に対し、すべての死刑判決を減刑し、死刑に直面する人びとの裁判手続きをすべて、公正な裁判の国際基準に厳格に沿うものにすることを保証するよう、これまで行なってきた要請を繰り返す。

背景情報:
今年に入ってから死刑が執行された人びとは、スリランカ人4人、パキスタン人3人、イラク人2人、ナイジェリア人1人、サウジアラビア人7人(うち女性1人)である。

アムネスティ国際ニュース発表
(2007年2月19日)
AI Index:MDE23/011/2007

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