- 2007年4月25日
- 国・地域:米国
- トピック:「テロとの闘い」における人権侵害
グアンタナモに収容されているオマー・カードルが起訴されたことに対し、アムネスティは次のように声明を発表した。
「この5年間のオマー・カードルに対する処遇は、米国が『テロとの戦い』において国際法を軽視していることを典型的に示している。容疑がかけられた時点でのオマー・カードルの年齢を考慮するならば、米当局は彼を通常の裁判所で裁くべきである。そうでない限り、彼はカナダへ送還されるべきだ。」
アムネスティ・インターナショナルは、米当局が軍事委員会での審理を廃止し、グアンタナモに収容されている人びとの犯罪訴追手続きを通常の裁判所で行うよう、改めて強調する。国際基準を十分に満たした裁判所で裁かれない限り、被疑者はすべて釈放されるべきである。
背景情報
カナダ国籍のオマー・カードルは、15歳のときにアフガニスタンでの武力紛争に関与した容疑をかけられている。米当局は2002年にオマー・カードルを拘束した際、彼の年齢を考慮すべき国際法上の義務があったにも関わらず、起訴もしないままグアンタナモに無期限で収容し続けた。
オマー・カードルは、バグラムとグアンタナモにおいて虐待を受けたと申し立てている。彼は2006年に米国連邦最高裁で違法であり無効とされた先の軍事委員会で裁かれる予定だった10人のうちの1人である。オマーは現在、軍事委員会法に基づいて起訴されているが、その手続きは国際法と国際基準を遵守していない。
AI Index: AMR 51/078/2007
25 April 2007
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