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イラン:メーデーに参加した労働者への殴打・逮捕

2007年5月 1日
国・地域:イラン
トピック:危機にある個人
サナンダジで失業者・解雇された者の労働組合(Ettehadiye Kargaran-e Bikar va Ekhraji)の組合員であるセジフ・カリミとカレド・ラスーリの逮捕、テヘランやサナンダジでの5月1日の平和的なメーデーのデモ参加者への殴打についての報告に、アムネスティは懸念を表明する。アムネスティが入手した情報によると、メーデーのデモ参加者が多数勾留されている可能性がある。

アムネスティは、平和的な集会に参加する権利を守り、被勾留者について国際的に承認されている犯罪行為であれば即時に起訴し、そうでない場合は釈放するよう、イラン当局に要求している。

報告によると、テヘラン中心部にあるシャヒド・シロウディ競技場で当局が許可したメーデーデモから分かれた一部の平和的デモ参加者が、第7ティル広場に移動を開始した。約600人の労働者の集団が政府や議会に対しスローガンを連呼した際、所々でデモ参加者と警備隊の衝突が生じた。

第7ティル広場の地下鉄駅で15人の情報省職員が、テヘランおよび郊外バス会社連合の代表であるマンスール・オサンルを拘束しようとしたが、オサンルは逃れたという。テヘランではメーデーデモに関わった多数が拘束されたようである。

イラン北西部コルデスタン州の州都サナンダジでは、午前10時に情報省職員が約400人の労働者の集会を解散させ、不特定多数の参加者が負傷したり逮捕されたという。

失業者・解雇労働者組合理事会役員のセディグ・カリミや同組合の副委員長カレド・ラスーリが情報省職員により拘束され、労働者の権利活動家のベフザド・ソフラビやハッサン・カデリは殴打され負傷したという。

イランが締約国である国連の市民的及び政治的権利に関する国際規約(ICCPR)第21条では、平和的な集会の権利を保障している。

法執行官のための行動綱領第3条では、法執行官は厳に必要なときにかつ義務の遂行のために必要とされる範囲でのみ、力を行使することができる、としている。同綱領は、法執行官による力の行使は例外的であり、比例の原則が尊重されるべきであるとしている。

5月2日に予定されている教員によるデモに先立ち、アムネスティは、国際人権基準に従い、参加者の平和的に集う権利を守り、許可の有無にかかわらず、いかなるデモにも警備を確保するよう当局に要求する。

背景情報3月以降、給料の値上げや状況改善を求める教員によるデモやストライキがテヘランやその他の都市において行われ、何十人もの労働組合活動家の逮捕者が出ている。9人の教師がこれらの活動に関わったとして起訴や裁判無しに拘束され続けている。

4月28日、テヘラン大学法学部のイスラム学生会でのマンスール・オサンルのスピーチは大学関係者により直前にキャンセルされた。大学の校門で労働組合が直面する問題について論議し、非公式に演説を行う予定だった。

マンスール・オサンルは、2005年12月から2006年8月まで拘留され、2006年11月に再逮捕され、釈放される12月19日までエビン刑務所の第209棟に収監されていた。 2006年12月12日、労働組合活動や国際労働機関(ILO)、国際連合(UN)などの国際組織に接触したため、オサンルが勾留されたと彼の弁護士は述べた。アムネスティはマンスール・オサンルは良心の囚人と考える。

AI Index: MDE 13/049/2007
2007年5月1日


 

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