スーダン:安保理はダルフール派遣に十分な資源の手当てを

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2008年2月18日
国・地域:スーダン
トピック:地域紛争
国連安保理がダルフール問題を議論するに先立ち、本日送付した報告書の中で、アムネスティ・インターナショナルは安保理加盟国に対し、国連派遣団が任務を果たすために必要な資源を与えるよう呼びかけた。

「ダルフールへの国連派遣を決議するだけでは不十分である。安保理には、派遣団が虐待、性的虐待、殺害などから人びとを保護するための作戦行動に不可欠な資源と場所を与えらることを保証する責任がある」と、アムネスティのアフリカ部副部長タワンダ・オンドラは述べた。

報告書の中でアムネスティは、ダルフールのアフリカ連合・国連混合部隊(UNAMID)が任務遂行のために基本的に必要となるヘリコプター、人員、陸上輸送手段などを詳細にリストアップした。

アムネスティはスーダン政府に対しても、国連軍の任務が円滑に進められるようビザ発行や不可欠な装備品の通関手続きを遅滞なく行うことを求めた。

アムネスティは、十分に設備が整っていないとはいえUNAMIDは、現地の人びとを守るために難民キャンプや沿道を常に巡回し、地元住民や国内避難民、その他のアラブ系、非アラブ系住民に対して手を差し伸べる活動が今すぐできるはずであると強調した。

「安保理とスーダン政府双方にはダルフールで危機に晒されている人びとを保護するために国連派遣団が効果的に活動できるよう保証する責任と役割がある」。

アムネスティ発表国際ニュース
2008年2月8日

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