リビア:行方不明となっている記者を釈放すべき

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2011年3月24日
国・地域:リビア
トピック:変革を求める中東・北アフリカ
アムネスティ・インターナショナルはリビア当局に対し、隔離された場所で拘束されているアルジャジーラの記者を釈放するよう呼びかけた。記者たちは、2週間前に国を出ようとした間に拘束された。

2名の記者と2名のカメラマンが、チュニジアとの国境に程近いザンターンで逮捕された。彼らは拷問にさらされる危険がある。

リビアでは3月第3週、アルジャジーラのカメラマン、ハッサン・アル・ジャベールが、待ち伏せされ殺害されている。

「これは、リビアで起きている衝突を取材しようとする記者たちに対する攻撃および嫌がらせの最新の例です」とアムネスティの中東部長マルコム・スマートは述べた。

「トリポリのリビア当局は、彼らの居場所を明らかにするとともに、彼らを拷問から保護し、ただちに釈放しなければなりません」

行方不明となっているのは、モーリタニア出身のAhmad Val Wald-Eddin(34)と、チュニジア人のLutfi Al-Massoudi(34)である。

ノルウェー人のカメラマンAmmar Al-Hamdan(34)も、イギリス出身のAmmar Al-Tallouとともに拘束されている。

CNNの記者がTwitterに、同僚の記者が首都でチュニジア人の記者と一緒に拘束されているという投稿をしたことから、Lutfi Al-Massoudiはトリポリで拘束されている可能性があると考えられている。

リビアにおける騒乱の間、たくさんの記者が標的にされてきた。

2週間前、3名のBBCの記者がカダフィ大佐の部隊に拘束された。記者たちは拷問され、模擬処刑された。

イギリスのガーディアン紙の記者Ghaith Abdul-Ahadは、当局によって捕えられ、先週釈放されるまで、2週間もの間独房に監禁されていた。

リビア当局は21日、ニューヨークタイムズの記者4名を釈放した。彼らは6日前に逮捕された。

「事実を報道しようとする記者に対する虐待は、とうてい受け入れがたいものでると同時に、不透明な戦場から真実が浮かび上がることを防ごうとする、意図的な企みであることを示しています」とマルコム・スマートは語った。


アムネスティ発表国際ニュース
2011年3月21日

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