- 2011年3月30日
- 国・地域:キューバ
- トピック:
キューバ当局が、2003年3月に拘束した75人の活動家のうち、最後まで残った活動家たちを釈放するというニュースを受け、アムネスティのキューバに関する専門家、ジェラルド・デュコスは次のように述べた。
「2003年3月の弾圧で捕まったすべての良心の囚人、および昨年の12月に拘束されたの活動家の釈放は、とりわけ彼らが元々収監されるべきではなかったことを考えるのであれば、キューバの人権にとって正しい方向への第一歩だといえます」
「私たちが今キューバ政府に求めることは、他国への亡命を解放の条件として強いるのではなく、すべての人権活動家が、各々の祖国で脅迫やいやがらせ、さらなる逮捕や不公正な裁判の恐れなく、合法的な仕事を遂行できるよう保証することです」
背景情報
75人は、表現の自由の権利を平和的に行使したため、2003年3月18日近辺に反体制運動に対する大弾圧にあって投獄された。
彼らのうち多くは、米国政府により資金援助を受けた米国に拠点を置くNGOから、資金あるいは物質的な提供を受けたという疑いで、「国家の独立を損なう行動」などの罪に問われていた。
彼らは、当局がキューバにとって被害を与えたり破壊的であると考えるような行動に関わったとして、すぐさま不公正な裁判を受け、6年から28年の禁固刑を受けていた。
アムネスティ発表国際ニュース
2011年3月23日
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