ミャンマー(ビルマ):恣意的に拘禁された人びとのことを、忘れてはならない

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2012年9月27日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ミャンマー(ビルマ)
トピック:危機にある個人

ビルマ政府は9月17日、良心の囚人を含む514人の囚人を、追加で釈放することを決定した。この決定は、ビルマ国内の恣意的拘禁に終止符を打つための、大きな一歩となる。

アムネスティ・インターナショナルは、同国にはいまだに恣意的に拘禁されている人びとがいると考えている。彼らの存在を、決して忘れてはならない。

アムネスティはビルマ政府に対し、国連の支援や市民社会からの参加を得ながら、逮捕された真の理由を究明するために、すべての囚人の事例を再調査することを、あらためて要求する。

9月17日に解放された囚人の中には、「良心の囚人」であるキンチー(通称ジンミンアウン)を含む、少なくとも90人の政治囚がいる。キンチーは、ジェネレーション・ウェーブの一員で、平和的な政治活動をしていたことで、2008年に懲役15年の判決を受けた。解放が確認される政治囚の数は今後、数日、数週間単位で増えていくだろう。

大統領による恩赦は、憲法の第204項(a)と刑事手続きに関する規定の第401項(1)で認められており、一定の条件付きの解放という形で恩赦が与えられる。その条件とは、もし当局が解放する条件を十分に満たしていないと判断したら、残りの刑期を服するよう、逮捕状なしで再び収監することが可能だというものだ。

過去の恩赦では、政治活動に従事しないことを条件に解放された囚人もいる。政府は、解放されたすべての人びとが、その人権(表現、平和的な集会、結社の自由を含む)を自由に行使できるようにしなければならない。

加えて、平和的な活動により独房に勾留されたすべての人びとが、ビルマ国内外を自由に移動できるようにする必要がある。

また、ビルマ国民人権委員会は、解放された人びとが受けたと主張する拷問や他の虐待の真偽について、第三者による公平性と実効性がある調査が迅速にされるよう主導することが重要だ。

拷問や他の人権侵害の容疑をかけられている人びとは、公平な裁判に関する国際基準を満たした手続きで起訴されなければならない。また、犠牲者と遺族は、正当な補償を受けるべきである。

アムネスティ日本
2012年9月26日