パキスタン:死刑廃止の動きに逆行する執行

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2012年11月22日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:パキスタン
トピック:死刑廃止

死刑執行に対するデモ。パキスタン。(C) Demotix / Rajput Yasir
死刑執行に対するデモ。パキスタン。(C) Demotix / Rajput Yasir

パキスタンで4年ぶりに死刑が執行された。これは、同国の死刑制度廃止への動きにとって打撃である。

26日、兵士モハメド・フセインが、上官を含む3人の殺害容疑で軍により絞首刑を執行された。これは政府の死刑廃止の方針に反するものだ。

政府高官は、「政府の現行方針に反するとはいえ、これは軍内部での死刑執行である」と述べた。しかし、執行された者が兵士だったとしても、兵士も人間であり、死刑はその尊厳と生存への権利に対する侵害に変わりはない。

パキスタンには現在、少なくとも8313人の死刑囚がいる。

裁判所は多くの死刑判決を下しているが、2008年以来執行はなかった。政府は、すべての死刑を終身刑に減刑する法案提出を検討している。

同国の人権保護に進展が見られない厳しい状況にあって、この執行はさらに失望させるものである。

政府は、国連総会決議2007にしたがって、死刑廃止の実現をめざして執行をただちに停止しなければならない。

アムネスティは、すべての犯罪について例外なく死刑に反対する。死刑は、生存への権利の侵害であり、極めて残酷で非人間的かつ品位を傷つける刑罰である。

アムネスティ国際配信ニュース
2012年10月26日

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