- 2017年8月 2日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
- トピック:
イスラエル治安部隊が、7月27日午後、エルサレムのアル=アクサ・モスクの敷地付近にいたパレスチナ人の群衆に向け、閃光弾や催涙ガス、スポンジ被覆弾を使いはじめた。平和的に集まった人たちに対する、まったく理不尽な攻撃としか思えない。攻撃を受けて、瓶を投げつけたり、投石する人たちもいた。
同モスクで治安措置として設置した金属探知機が撤去され始めてから、当局による初めての力の行使だった。
平和的に集まっていた人たちに対する、不要で過剰な力の行使は、パレスチナ人の平和的集会の権利を認めるべきイスラエルの義務に著しく違反している。当局は、直ちに治安部隊の行動を抑え、さらなる流血の事態を避けなければならない。
パレスチナ赤新月社によると今回の治安部隊の対応で、パレスチナ人少なくとも96人が負傷したという。一連の事件発生以降、エルサレムなどヨルダン川西岸地区での抗議行動と衝突で、パレスチナ市民4人が殺され、1,090人あまりが負傷した。
アムネスティ国際ニュース
2017年7月27日
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