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サウジアラビア:37人を処刑 弾圧に死刑を乱用

2019年4月24日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:サウジアラビア
トピック:死刑廃止

テロ関連の罪で有罪になった37人が処刑された。異常なまでの死刑の急増であり、人命を軽視するサウジアラビア当局の姿勢が浮き彫りとなったかたちだ。

同時に、少数派であるシーア派の声を抑え込むために、死刑を政治の道具として使っていることも示唆している。

処刑された者のほとんどは、シーア派の男性である。裁判は、拷問によって引き出された自白に基づいて行われ、国際法で保障されている公正な裁判を受ける権利を踏みにじる、不当なものだった。

37人のうち11人はイランのためにスパイ行為を行ったとして、14人は反政府デモでの暴力行為で死刑判決を下された。このデモは、2011年から12年にかけ、シーア派が多く暮らす東部州で起きたものだ。14人は法廷で、取り調べで拷問・虐待を受け、自白を強要されたと訴えた。

16歳の時に逮捕され、反政府デモに関与したとして有罪になり処刑された者もいた。国際法では、犯行時18歳未満の者に死刑を適用することは、固く禁じられている。犯行時18歳未満のシーア派の死刑囚は他にも2人おり、処刑の危機に瀕している。 死刑の適用はどんな場合でも残酷なものだが、不当な裁判によって、あるいは犯行時18歳未満の者に死刑を科すのは、国際法をあからさまに無視した蛮行である。 処刑された37人はすべてサウジアラビア国籍である。同国では今年に入ってこれまで、少なくとも104人が死刑に処された。うち少なくとも44人が外国籍で、そのほとんどが麻薬犯罪関連である。昨年の年間処刑数は149人だった。

サウジアラビアは、テロ対策という名の下での処刑拡大をすぐにやめ、死刑廃止に向けて執行の一時停止を導入すべきである。

アムネスティ国際ニュース
2019年4月23日

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