- 2019年6月21日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:トルコ
- トピック:性的指向と性自認
イズミル県とアンタルヤ県の各知事はそれぞれ6月14日と15日、県内でのプライド週間のイベントを全面的に禁止する措置を取った。そのため、発表日の翌日に予定されていたアンタルヤ県のプライドマーチは、中止された。他の都市でも同様の措置が取られるおそれがある。
首都イスタンブールでのプライドマーチの禁止は、2015年以来続いており、LGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、インターセックス)の人びとへの弾圧が激しくなる中で、禁止の動きが国内全体に拡大している。
こうしたプライドイベントは愛と多様性と平等を讃えるもので、不当で恣意的な当局が介入する場ではない。両知事は、根拠のない決定を撤回し、内務大臣は、プライドマーチの自由で安全な実施を保障すべきである。
トルコでは昨年7月の非常事態の解除後、初のプライドイベントの時期を迎えている。 イズミル県は6月22日に、イスタンブールでも30日に、プライドマーチが予定されている。メルシンでは7月初旬に実施予定だ。
首都アンカラ県の中東工科大学で5月10日に予定されていたプライドマーチは、当局の暴力的介入で中止を余儀なくされた。
アムネスティ国際ニュース
2019年6月17日
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