- 2019年7月 6日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:トルコ
- トピック:性的指向と性自認
首都イスタンブールでプライドマーチに参加していた人びとを、警察が催涙ガスとプラスティック弾を使用して暴力的に排除した。
プライドイベントが、またもや警察による不当で露骨な介入を受けた。平和的に主張していた人びとに催涙ガスとプラスティック弾を使用したことは、断じて許されない。LGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス)の抑圧に、今後、拍車がかかるおそれがある。
パレード会場にいたアムネスティは、表現の自由に対する露骨な弾圧を目の当たりにした。警察が「不適切な服装の者は逮捕する」と言い放ったという報告も受けた。
プライドイベントに参加しただけで拘束されたと聞き、驚きを隠せない。拘束された人びとは、直ちに無条件で釈放されるべきである。また、警察の過剰な力の行使について、早急に捜査が必要である。
背景情報
イスタンブール市当局は、市中心部のタクシム地区など複数の場所でのプライドマーチを禁止する措置を取った。イベント主催者が、警察と土壇場まで交渉し、タクシム広場近くの通りに集まることが許可された。人びとはその通りに集まり、主催者は、プレスリリースを読み上げた。
主催者が許可された場所でプレスリリースを読み上げた後、参加者は小グループに分かれ、周辺の通りでイベントを祝っていた。その人びとに対し、催涙ガスやゴム弾が放たれた。
イスタンブールでのプライドマーチは、2015年から不当にも禁止されている。
アムネスティ国際ニュース
2019年6月30日
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