- 2020年3月25日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:米国
- トピック:死刑廃止
米・コロラド州ジャレッド・ポリス州知事は3月23日、死刑廃止法案に署名した。これにより、コロラド州は全米で22番目の死刑廃止州となり、米国は、死刑廃止国の仲間入りへ一歩前進した。
ポリス知事は、この国でかつてないほどに求められている人権視点のリーダーシップを示した。
知事は現死刑囚に対しても、減刑措置を取るとした。
死刑は、一旦執行されると取り返しがつかない上、犯罪を抑止する効果もない。その執行は、痛みが伴い、暴力的で非人道的である。米国では、死刑判決が黒人社会に過度に向けられてきたという問題もある。
罰としての死刑は時代遅れであり、死刑制度は根本的に破綻している。きっぱりと廃止されるべきである。
世界では、3分の2以上の国が法律上あるいは事実上死刑を廃止している。
アムネスティは、犯罪の性格や犯罪者の特質、処刑方法にかかわらず、いかなる死刑にも無条件で反対する。
アムネスティ国際ニュース
2020年3月23日
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