シンガポール:移住労働者2万人を集団感染から守れ

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2020年4月10日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:シンガポール
トピック:

(C)Suhaimi Abdullah/Getty Images
(C)Suhaimi Abdullah/Getty Images

新型コロナウイルスの感染が急拡大するシンガポールで4月6日、政府は、2万人以上が住む2カ所の移住労働者居住地区を封鎖すると発表した。2つの地区では、90人の感染が確認されている。

今後14日間、移住労働者は、宿舎内の移動を厳しく制限される。労働者は、部屋やフロア、宿舎間の移動はできないが、レクリエーションの時間は確保される。また、検査で感染が判明すれば、隔離される。

アムネスティはこれまで、移住労働者の居住施設に十分な衛生設備がないことへの懸念を訴えてきたが、この懸念が現実味を増している。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、多数の労働者が、自己隔離などの予防策を取るすべがなく、感染の脅威にさらされている。

政府は、人権を第一に据えた上で、隔離などの感染の防止や封じ込め策を取らなければならない。また、誰もが、人との距離や十分な水、衛生用品の確保、衛生施設の利用などができる環境を整え、感染者に対する適切な医療措置を取らなければならない。

アムネスティ国際ニュース
2020年4月6日

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