- 2024年7月 4日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:シエラレオネ
- トピック:女性の権利
7月2日、シオラレオネのビオ大統領が、児童婚禁止法2024に署名した。
アムネスティ・インターナショナルはシエラレオネにおける児童婚を禁止するこの歴史的な法律を歓迎する。同法には、18歳未満の結婚を犯罪とすることで、長年にわたり少女たちの権利を侵害し、教育、健康、幸福を妨げてきた極めて有害な慣習から少女たちを守る狙いがある。同法の制定は、ジェンダーに基づく暴力との闘いにおける大きな前進である。
アムネスティは今後、特に地方に焦点を当てた全国的な意識啓発キャンペーンなど、法律の具現化に向けた措置を、当局に求めていく。また、西部・中部アフリカの他の国々に対しても、児童婚を違法とするよう要請する。
背景情報
ユニセフの2023年の報告によれば、西部・中央アフリカは世界で児童婚が最も多い。シエラレオネでは、20歳から24歳の女性の30%が、15歳から18歳の間に結婚している。
2017年以来、アムネスティ・インターナショナルはシエラレオネ、ブルキナファソ、セネガルにおける児童婚、早期婚、強制結婚、女性器切除の防止・削減を目指して、教育、意識啓発、アドボカシーのプログラムを実施してきた。これらのプログラムは、3カ国における態度・行動の変化と法改正をもたらすことを視野に入れている。シエラレオネでは、同国16地区のうち6地区12村で、地域に根差した団体と協力して世代間の対話を促進し、学校の人権クラブや警戒委員会を設置してきた。
アムネスティ国際ニュース
2024年7月3日
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