ベネズエラ:恣意的拘禁を直ちに停止し、すべての被害者の即時釈放を

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2026年1月14日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ベネズエラ
トピック:

2026年1月8日、ベネズエラで政治的な理由で恣意的に拘禁されていた約1,000人のうち(現地市民団体調べ)、人権活動家のロシオ・サンミゲルさん、スペイン人のホセ・マリア・バソアさん、アンドレス・マルティネスさん、政治指導者のエンリケ・マルケスさん、ジャーナリストのビアジオ・ピリエリさんらが釈放された。

恣意的拘禁からの解放は、被害者にとって待ちわびた救済であり、ロシオ・サンミゲルさんら不当に拘束されていた人びとが愛する者と再会できた事実は朗報だ。しかし、ケネディ・テヘダさん、ハビエル・タラソナさん、エドゥアルド・トレスさん、カルロス・フリオ・ロハスさんら人権活動家を含む数百人が依然として政治的理由で恣意的に拘禁されている現状を踏まえると、今回の釈放は十分とは言えない。ロドリゲス政権による今回の釈放の発表を受け、アムネスティは、こうした数百人の即時釈放を要請する。家族や地域社会も釈放を待ち望んでいる。

また、家族と彼らを支える組織の不断の闘いを称えたい。正義と償いを求める彼らの声に賛同し、ベネズエラで政治的理由によりこれ以上誰も拘束されないことを保証するよう求める。

政治的理由による恣意的拘禁から解放された人たちは、恣意的で差別的な捜査や刑事手続きに、引き続きさらされている。こうした手続きには、往々にして出国禁止や裁判所への定期的な出頭義務など個人の自由を制限する措置が含まれる。それだけでなく、彼らは再び被害にあう恐怖に直面し続ける。アムネスティは、すべての釈放にあたっては彼らに対する刑事手続きを完全かつ無条件に終わらせるよう、あらためて当局に要請する。

ベネズエラ政府の弾圧政策が依然として実施されている事実は看過すべきではない。1月3日には行政命令で「外的騒乱状態」を宣言し、その文面には「米合衆国による共和国領土への武力攻撃の促進または支援に関与した者を、国内全域で捜索・拘束せよ」との指示が含まれている。

今回の釈放に先立つ数日間で、アムネスティは新たな恣意的拘禁の報告を多数受けとっている。そのうち14人のジャーナリストはその後釈放された。拘束と釈放の残酷な循環に、完全に終止符を打たなければならない。

政治的理由による恣意的拘禁が広く組織的に行われていることは、実際の反対意見であれ、そう見なされるものであれ、異論を封じ込めようとする国策の一環であり、国際刑事裁判所検察局が捜査を進めている人道に対する罪である。捜査は普遍的管轄権の原則に基づき、他の国々の裁判所も行っている。アムネスティは、政治的理由による恣意的拘禁が継続される限り、これは深刻な人権侵害であり、国際法上の犯罪であり、ベネズエラ当局によって今も続いることを、あらためて指摘する。不当に拘禁されている人の中には、エミルレンドリス・ベニテスさんのように緊急医療を必要とする人びともいる。

また、抑圧政策の廃止、政治的理由による恣意的拘禁の停止、そしてこうした重大な人権侵害、人道に対する罪に対する個々の刑事責任を有する者を、最も高い地位にある者に至るまで捜査するよう、断固強く求める。

アムネスティ国際ニュース
2026年1月9日

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