スリランカ:ACF虐殺事件 20年に及ぶ不処罰に終止符を

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2026年8月 6日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:スリランカ
トピック:

スリランカ東部の町ムトゥールで、フランスの人道支援団体「アクション・コントル・ラ・ファン(反飢餓行動・ACF)」の支援員17人が殺害されてから20年が経った。当局は今こそ、真実を明らかにし、正義を実現し、被害者への賠償を果たさなければならない。

2006年8月4日、ACFの事務所で、同団体のスリランカ人スタッフ17人(タミル人16人、イスラム教徒1人)が至近距離から銃撃され、遺体で発見された。

当時、ACFのスタッフは、スリランカ政府軍とタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との間の武力衝突が激化する中、内戦や2004年のインド洋津波の影響を受けた地域社会に人道支援を提供するため、戦火にあるムトゥールに留まっていた。

歴代政府による度重なる捜査や約束にもかかわらず、この殺害事件について誰も法的な責任を問われていない。長きにわたる責任追及の欠如で、遺族の「真実」と「正義」を求める権利は踏みにじられ、法の支配に対する信頼は損なわれ、戦争犯罪に関する正義の実現という当局の約束も空しく響く。

遺族が正義を待ち続けるには、20年という期間はあまりにも長すぎる。この20年間、遺族は喪失の痛みを抱え続けてきた一方で、一方で、スリランカ当局は責任追及を果たせていない。

20年の節目は、単なる追悼だけで終わらせてはならない。これを機に、当局は「法の上に立つ者は誰もいない」こと、そして国際法上の犯罪や重大な人権侵害は必ず罰せられると、明確に示すべきだ。

アムネスティは、ACFによる要請をあらためて強調し、スリランカ当局に対し、国際人権法・基準に則り、この殺害事件について独立した、公平で実効性のある刑事捜査をすみやかに行うよう強く求める。再捜査は、刑事責任が疑われる者を特定し、通常の裁判所で公正に裁くことにつながるものでなければならない。被害者の家族や目撃者は、裁判に実質的に参加でき、完全な保護が保証されなければならない。

また、当局はこれまでに講じた措置について公に説明するとともに、これまで正義の実現を妨げてきた長年の障害をどう克服するつもりであるかを明らかにすべきである。

背景情報

過去20年間にわたり、当局による度重なる公約や、国内での調査(治安判事による調査、人権委員会による調査、調査委員会による調査など)が行われたにもかかわらず、スタッフの殺害に関して誰も裁かれていない。

2008年、ACFは、当時の捜査が「この戦争犯罪の刑事責任者(直接の実行犯および指揮系統)を公式に特定する可能性は、ほとんど、あるいはまったくない」と指摘し、「実効性を欠き、成果を上げられなかった」と結論づけた。その後、ACFはスリランカでの活動を終了することを決定し、この件に関して国際的な調査を要請した。ムトゥール虐殺事件における不処罰を終わらせることは、被害者の家族にとってだけでなく、スリランカの司法制度への信頼を回復し、国際法上の犯罪や重大な人権侵害に対する長年の不処罰状態から決別すると示すためにも不可欠である。

事件から20年を控え、ACFをはじめとする人権団体は、スリランカ当局に対し、殺害事件の実効性ある捜査を保証し、犠牲者とその遺族に真実と正義をもたらすよう、あらためて要請している。

アムネスティ国際ニュース
2026年8月4日

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