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ウクライナ:司法を揺るがす弁護士殺害

2016年4月 2日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ウクライナ
トピック:地域紛争

ウクライナの弁護士ユーリー・グラボウスキーさんが3月24日、銃殺死体で発見された。この恐るべき殺害事件で、当局に立ち向かう弁護士や活動家が危険にさらされていることが、再び示された。

同弁護士は、弁護士として職務に関連する嫌がらせや脅迫を繰り返し受けていた。そして、ウクライナの中部のチェルカッスイの人気のない場所で遺体になって発見された。最後に目撃されたのは3月6日の夕刻で、何者かと一緒にキエフの事務所で、手掛けていた注目度の高い事件の書類を探していた。それ以後、行方不明になった。

刑事事件弁護士の殺害は、言語道断の犯罪であり、当局は直ちに、あらゆる手段で、この重大な人権侵害の解決に取り組み、正義の回復を図らなければならない。

グラボウスキーさんの誘拐と殺害の捜査は直ちに、実効性のある手段で、公平に実施されるべきだ。そして犯人は公正な手続きにより裁判にかけられるべきだ。

グラボウスキーさんは、ロシア人のアレクサンドル・アレクサンドロフさんの弁護に絡み、当局から嫌がらせを受けていると申し立てていた。

2015年5月、東部ウクライナのルハンシクで、アレクサンドロフさんは、別のロシア人、エフゲニー・エロフェエフさんとともに、ウクライナ軍と分離主義勢力との間の戦闘で負傷し、捕虜となった。当局は、2人をロシア軍兵士として行動していたと非難している。2人は当初そう認めていたが、後に否定した模様だ。彼らは、違法な越境と武器所持、テロ活動への関与で起訴されている。

エロフィエフさんを弁護するオクサナ・ソコロフスカヤ弁護士も、繰り返し嫌がらせや脅迫を受けてきたと申し立てをしている。

アムネスティは当局に対し、同弁護士を直ちに保護し、職務を安全に遂行できるよう求めている。

すべての弁護士は、脅迫、妨害、嫌がらせ、仕事への不正な介入を受けることなく、職務が遂行できなければならない。

当局はこの弁護士の失踪と殺害事件の捜査を開始しており、事件に関与したと思われる被疑者2人を逮捕したことを明らかにした。

アムネスティ国際ニュース
2016年3月25日

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