2010年のライティングマラソン※の対象者の一人だった、ビルトゥカン・ミデクサさんから感謝の手紙が届きました!

野党の党首だったミデクサさんは、その政治的な活動を理由に、終身刑を言い渡されていました。

アムネスティの働きかけが実り、ミデクサさんは2011年10月に釈放されました。
 

ビルトゥカン・ミデクサさんからのメッセージ


もしあなたが、このインターネットの時代に、ペンで手紙を書くことが時代遅れだと思っているのならば、私のことを思い出してください。

私の名前は、ビルトゥカン・ミデクサ。あなた方の手紙が、私を自由にしてくれたのです。

かつて私は、自由への希望を失っていました。シングルマザーであり、野党の党首でもあった私は、2005年に逮捕され、終身刑を言い渡されました。「私の政党が、国が行った選挙結果に対する抗議に加わったから」というのが逮捕の理由でした。

逮捕された私は、数ヵ月もの間、一人独房に閉じ込められていました。そのとき、アムネスティが私をライティングマラソンのケースに選んでくれたのです。それ以来、数千人もの人びとが、私の釈放を求めて手紙を送ってくれました。

あなた方の手紙は、私の人生の一番ひどい時期に私を守ってくれました。暗闇の中、あなた方の手紙のおかげで、私は生きる希望を持ち続けることができたのです。

私のために活動してくれたみなさん。本当にありがとう。

 

※「ライティングマラソン」とは、人権を大切に思う世界中の人びとが、12月10日の「世界人権デー」の周辺に一斉に手紙書きを行う、アムネスティの毎年恒例の人権イベントです。