2013年5月から9月2日まで行った署名「エジプト:暴力に負けず差別と闘う女性に力を!」を、アムネスティ日本支部で集計し、9月6日(金)、駐日エジプト大使に送付しました。

署名にご参加くださった1,684名のみなさん、ありがとうございます。


署名は当初、モルシ大統領(当時)宛としていましたが、7月にモルシ氏が拘束され国軍が暫定政権を宣言、それ以来、主にモルシ支持者に対する弾圧が激化し数百名が殺されるという事態に陥りました。

そのため、女性への暴力や差別への解決を求める署名がこの時期に妥当なのかという議論もありました。

しかし、混乱するエジプト情勢の中で、女性が暴力にさらされやすいこと、またこういう状況だからこそ女性が意見を述べる状況を確保するように求めていくことが重要であることから、署名を続けることにしました。宛先はマンスール暫定大統領としました。

このアクションは日本のみでなく、世界中のアムネスティの支部でも実施されました。

また、駐日エジプト大使に集まった署名を送付する際、アムネスティ日本事務局長は、女性への暴力の問題解決にあわせ、ここ数か月の間におきた、治安部隊によるデモ参加者への過剰な武力行使についても強い懸念を付記しました。

日本で署名にご参加くださった皆さん、ありがとうございます。

アムネスティは今後も、エジプトの人権状況をウォッチし、必要に応じて国際的なアクションや政府への働きかけを行っていきます。引き続き応援をよろしくお願いいたします。
 

hrc_20130911_320.jpg集まった署名 1,684筆

アクション期間 2013年5月7日~9月2日
提出先 駐日エジプト大使

 

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