2018年8月25日(土)東京事務所で、中学生、高校生、大学生が人権について考えるための教材を作成するワークショップを行いました。主催したアムネスティ日本 良心の囚人ネットワークチームが報告します。
このワークショップは、日本でこれから本格的に取り組むキャンペーン「BRAVE~声を上げる勇気~」のケースをとりあげ、事前に用意しておいた授業案を参加者が実際に体験しつつ、フィードバックや議論を繰り返し、一緒に工夫して教材の最終版を作成するというものです。
当日は猛暑の中、参加された20名が3つのグループに分かれ、ワークショップを体験。感想や意見を出し合って知恵を絞りました。
■授業案を体験する
まずは、授業案をみんなで体験し、実際に授業を受けてみました。
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人権規範に親しむ
文字通り、みんなで30条の世界人権宣言を音読。状況カードが配られ、「あってよいことか」「あってはならないことか」それは人権宣言のどの条文に反しているのか、語り合う -
市民性を育む
権利主張の事例を紹介した後、「目の前で人権を踏みにじられたり、理不尽な扱いを受けている人がいたら、あなたはどうしますか?」について話し合う -
人権活動家の事例を知る
キャンペーン「BRAVE~声を上げる勇気~」の具体的なケースを紹介 -
私たち一人ひとりにできること
アクションカードを配布し、「世界各地で活動する人権活動家を守るために、私たちが日本でできることは何があるか?」について、参加者一人ひとりが、もっとも有効だと思うカードを選び、グループごとに語り合った後、全体でシェア
体験授業終了後、授業案の良かった点、やりにくかった点、改善点などをグループごとに出し合い、こんな風に使ったら?こんなところでやってみたら?というアイディアを出し合い、全体で共有しました。
この日の貴重な体験と意見を参考に、案を更に改良して、近く最終版を仕上げる予定です。キャンペーン「BRAVE~声を上げる勇気~」では、実際にこの教材を使用して授業を行いますので、楽しみにしていてください。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
そして、引き続きさらなるバージョンアップへのご協力をよろしくお願いします。
実施日 | 2018年8月25日(火) |
場所 | アムネスティ日本 東京事務所 |
主催 | アムネスティ日本 良心の囚人チーム |