- 2005年6月 3日
- 国・地域:日本
- トピック:
アムネスティ・インターナショナルのアイリーン・カーン事務総長は本日、上智大学のシンポジウム「人権・女性・紛争~アジアにおける日本を考える」で基調講演を行った。
講演には220名以上の学生や一般参加者がつめかけ、会場は立ち見が出る盛況だった。講演の中でアイリーン・カーンは、紛争下であれ平時であれ女性に対する暴力が蔓延していることを強調し、そうした女性に対する暴力は、日本の足元でも起きているということ、また一人一人が問題解決のためにできることがあると語った。
またアムネスティ議連の総会で記念講演を行い、日本が世界の中で人権分野のリーダーシップを発揮していくためには、難民制度、代用監獄、人身売買の問題改善など日本国内の人権問題を解決していく必要があると語った。また国際的には、国際刑事裁判所(ICC)の批准や武器貿易条約(ATT)の推進などで日本のイニシアチブを期待していると述べた。
夜には、死刑廃止に取り組む日本の市民グループと会合を持った。
関連ニュースリリース
- 2024年9月26日 [日本支部声明]
日本:「袴田事件」静岡地裁が再審無罪の判決 検察は控訴するな - 2024年6月13日 [NGO共同声明]
日本:改定入管法施行後の世界において国際難民法・国際人権法に沿った対応を求める決意声明 - 2024年3月15日 [国際事務局発表ニュース]
日本:同性婚訴訟で画期的な判決 LGBTIにとって待ち望んだ勝利 - 2024年3月11日 [ブログ]
日本:難民・入管制度を改革し、繰り返される悲劇に終止符を - 2023年12月27日 [公開書簡]
日本:ガザ地区での即時停戦に向けた積極的な行動を求める要請書