- 2006年12月18日
- 国・地域:台湾
- トピック:死刑廃止
台湾の法務部長が鍾徳樹の死刑執行命令書に署名したようである。法務部長はわずか数週間前に、今後数カ月間の死刑の執行停止を真剣に考慮すると約束したばかりだった。
施茂林法務部長は11月8日、「死刑が犯罪を抑止すると考えるのは錯覚であるという考えに私たちは全面的に賛成です。私たちも、死刑は解決にならないと考えています」と述べ、アムネスティ・インターナショナルに対し、「今後数カ月間、死刑を執行しないようにという貴団体の勧告について真剣に考慮します」と約束する書簡を送ってきた。
アムネスティのアジア部のキャサリン・バーバー副部長は、「人間の生命という重大な問題についての台湾当局におけるこのような矛盾を目にして失望している。台湾政府は、死刑の執行に反対であると言った。鍾徳樹の死刑執行を停止し、台湾が死刑を廃止することによって、この原則を推し進める事を求める」と述べた。
2006年12月6日
AI Index: ASA 38/003/2006
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