- 2014年8月19日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:米国
- トピック:
マイケル・ブラウンさんの射殺に抗議するデモを解散させようと催涙ガスを使用する警察(ミズーリ州ファーガソン)(C) epa
ミズーリ州で警官が丸腰の若者を射殺したことに対して、公正な捜査を速やかに行うべきである。さらにこの射殺に抗議するデモの解散に、警察が強引な戦術を用いたことに対しても同様である。
同州セントルイス郊外のファーガソンで8月9日、アフリカ系米国人のマイケル・ブラウンさんが武器を持っていなかったにもかかわらず、警官に射殺された。14日には、その射殺に抗議するデモを解散させるために、警察は催涙ガスとゴム弾を使用した。報道によると、このデモで少なくとも参加者10名と取材中の記者2名が逮捕された。
武力および銃器の使用に関する国際基準によれば、警察は武力を行使する前に非暴力的方法をとらなければならないと定めている。致死的な銃火器の使用は、身を危険から守るためにどうしても不可避な場合にのみ、使用が許される。
今必要なことは、射殺事件の徹底的な捜査であり、この事件で町が異常に緊迫している状況を煽ることではない。
事件を引き起こした警官は、捜査と起訴により、罪を問われなければならない。また住民は、表現の自由の権利を平和的行使することができ、記者がその活動を妨げられてはならない。
アムネスティ国際ニュース
2014年8月14日
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