中国:人権派弁護士を一斉弾圧

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2015年7月14日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:中国
トピック:

人権派弁護士や活動家ら50名以上が当局の弾圧の対象となっている。当局は、彼らに対する弾圧を直ちに止めるべきだ。

著名な人権問題の弁護士、李和平(Li Heping)さんと隋牧青(Sui Muqing)さんら少なくとも20名が拘束された模様だ。弾圧が始まった7月9日以降に行方不明となったのは、人権問題への取り組みでよく知られている人たちばかりだった。

当局による弁護士の取り締まりは、北京、広州、上海をはじめ全土で行われている。いくつもの新しい情報が届いているが、当局に拘束されたのか、尋問のために連行されたのか、あるいは拘束を恐れ身を隠したのか、判断は難しい。

当局は、人権問題の弁護士に対する抑圧を止めるべきだ。今回の前例のない規模の弾圧は、中央政府が指示した措置としか考えられない。

習近平主席の「法の支配」を推進するという方針を台無しにするものだ。当局は、人権を守る仕事をしているというだけで拘束した人たち全員を、即時・無条件に釈放すべきだ。

隋牧青さんの妻によると、7月11日の夜、警官が自宅にやってきたという。そして、特定の事件や根拠は言及せず、「騒乱挑発罪」の疑いがあるとして拘束した。

北京の弁護士、張凱(Zhang Kai)さんは7月11日朝、「警官がやってきた」とメールした後、消息が知れない。

この当局の動きを察知した最初の警告が流れたのは9日だった。その早朝、北京の弁護士、王宇(Wang Yu)さんは友人に「自宅のインターネットの接続と電気が切断された。誰かが押し入ろうとしている」とメールした後、姿が見えなくなった。

アムネスティは当局に対して、これらの拘束された人たち全員に関して、その消息と法的な状況を公表し、家族や弁護士との連絡や面会を制限なしに認め、拷問などの虐待から保護するよう求める。

アムネスティ国際ニュース
2015年7月11日

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