- 2018年3月 8日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:エチオピア
- トピック:
3月2日、エチオピアの議会は、先月、閣議決定された非常事態宣言を承認した。エチオピアの国会議員たちが、人びとの不平不満に耳を傾ける代わりに、基本的な自由を制限する選択をしたことは、非常に無責任であり、嘆かわしい。
前回の非常事態宣言の下では、違法な殺害や強制退去、恣意的逮捕・拘束など、重大な人権侵害が行われた。拘束された人たちに対する拷問や虐待もあった。この度の非常事態宣言も、さまざまな面で国際的な人権原則から著しくはずれたものである。
アムネスティは3月1日、審議に先立って、この非常事態宣言に関する考察を、国会議員に公開書簡として伝えた。その中で議員に対し、行き過ぎた措置を改め、同国が締結している国際的・地域的な人権条約義務に沿う内容に修正されない限り、緊急措置を認めないよう要請していた。
アムネスティ国際ニュース
2018年3月2日
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