- 2018年11月15日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:エチオピア
- トピック:
エチオピアの検事総長は11月12日、5カ月間の捜査で重大な人権侵害の容疑が明らかになった治安関係機関の幹部36人を前週末、逮捕したと発表した。
今回の逮捕は、数十年も続く同国の人権侵害について、加害者側の責任を明らかにし、真相を究明する大きな一歩となる。逮捕された幹部の多くは、拘束や拷問など重大な人権侵害で悪名高い治安部門を指揮していた。
政府は今後、過去のすべての人権侵害についても、司法のメスを入れ、公正な裁判で罪を問い、責任を追及していく必要がある。また被害者が、法的措置に訴え、補償などの救済を十分受けられるよう支援していくべきだ。
さらにこの機会に、政府は、人権が尊重、擁護、促進される社会の実現に向け、司法部門の改革を行う必要がある。
アムネスティ国際ニュース
2018年11月12日
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