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モロッコ/西サハラ:中絶手術で女性・婚約者・医師らに実刑判決

2019年10月 6日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:モロッコ/西サハラ
トピック:女性の権利

新聞記者をするハジャー・レイソーニさんの人工妊娠中絶をめぐる裁判で、モロッコの裁判所は9月30日、レイソーニさんと婚約者にそれぞれ実刑1年、医師に実刑2年と医療行為禁止2年、看護師2人に各1年と8カ月を言い渡した。

同国の女性の権利に深刻な影響を及ぼす判決となった。

レイソーニさんは8月末、産婦人科医院を出たところを婚約者とともに逮捕された。医師と看護師ら3人も中絶に関わった疑いで逮捕された。

逮捕後、社会の中傷にさらされ、尋問では私生活に執拗に立ち入られた上、本来なら犯罪とすべきではない行為で、有罪となった。

勾留中、勤め先の新聞社に手紙を書き、取り調べで記者活動や同僚、親族などについて根掘り葉掘り聞かれた様子を伝えてきた。レイソーニさんの従兄弟は、モロッコでは著名な神学者で、最大規模のイスラム運動団体の元会長を務めたこともある人物だ。

今回、レイソーニさんの中絶をめぐり、当事者だけでなく、婚約者、手術した医師らも摘発されたが、罪に問うこと自体、論外だ。モロッコ当局は、レイソーニさんら5人の有罪判決を取り消し、直ちに釈放するべきである。

国際法に基づけば、女性は、自身の性と生殖に関わる意思決定の権利がある。中絶を犯罪とみなすのは、女性への明らかな差別である。婚外性交渉の禁止なども含め、女性の権利を侵すすべての法律を直ちに廃止するべきである。

アムネスティ国際ニュース
2019年9月30日

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