中国:香港当局 天安門事件の追悼集会を禁止

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2020年6月 3日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:中国
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(C) Getty Images
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香港当局は6月1日、新型コロナウイルスの感染防止対策を理由に、4日に予定されていた天安門事件の犠牲者追悼集会の開催を認めないとする決定をした。事件から30年、天安門関連の集会が禁止されるのは、今回が初めてだ。

コロナ対策を理由に集会を認めないのは、表現の自由の弾圧だ。全面禁止ではなく、対人距離の確保などの対応を条件に、追悼集会を認める方法もあったはずだ。

天安門事件は、1989年6月3日から4日にかけて発生した。政治・経済の改革を求めて天安門広場に集結した学生や市民に軍が発砲し、数百人、おそらく数千人規模の犠牲者を出した。

中国当局はこの30年間、この弾圧に関する議論を封じ込め、検閲してきたため、正確な死者数はわからないままだ。

香港では、1990年以降毎年6月4日に、数万人、時には数十万人もの市民がビクトリアパークに集まり、ロウソクを灯して犠牲者を追悼してきた。

しかし今回、警察は、コロナ対策として集会人数を8人までとする制限措置を6月5日まで延長することを決めた。香港では、この6週間で新たに感染が確認されたのは、6人だった。

マカオでも先月、感染防止を理由に、恒例だった天安門事件の写真展開催が認められなかった。

犠牲者を追悼したいという想いまでも「違法」とした警察は、緊張の高まりを不必要に悪化させることとなった。

中国による「国家安全法」の制定方針が決定され、国歌の侮辱を禁止する条例案の採択が迫る中、香港ではここ数週間、抗議運動が再び激しくなっている。これに対し警察は一斉検挙や、催涙弾、胡椒弾など過剰な実力行使に出ている。5月27日には、300人以上の市民が逮捕された。

国家安全法が施行されれば、香港での追悼集会は、二度と認められないかもしれない。

アムネスティ国際ニュース
2020年6月1日

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