ベラルーシ:ウクライナ戦争とルカシェンコ大統領を批判した学生に実刑

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2022年7月 8日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ベラルーシ
トピック:

ベラルーシの東部都市マヒリョウ出身のダヌータ・ピャレディニャさん(20歳)は7月5日、ウクライナでの戦争とそれを支持するルカシェンコ大統領を批判する投稿を再投稿したために実刑6年半を言い渡された。

ベラルーシ政権は、ロシアのウクライナ侵略を支持し続けると同時に、政権を批判する人たちへの弾圧を一層強めている。当局は、戦争反対の声を上げて投獄されている人たち全員を直ちに釈放し、すべての容疑を取り消すべきだ。

背景情報

マヒリョウ州キラウスクの裁判所は7月5日、クリャショウ・マヒリョウ州立大学の元学生ピャレディニャさんに6年半の流刑を言い渡した。ピャレディニャさんの罪は、「ベラルーシの国益毀損」(刑法361条3項)、「大統領への侮辱」(同368条1項)だったが、そもそもいずれの行為も犯罪とすべきではない。

ピャレディニャさんは2月28日、ウクライナでの戦争を続けるプーチン大統領とルカシェンコ大統領を批判するメッセージを再投稿して拘束された。首席だった大学からは、即座に追放された。勾留中の6月10日、国家保安委員会に「テロ活動に関与した個人」リストに追加された。

ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始した2月24日以来、ロシアの同盟国ベラルーシではこれまでに侵攻に抗議した市民1,000人以上が拘束されている。

アムネスティ国際ニュース
2022年7月6日

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