イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:パレスチナ人被拘禁者への虐待容疑 恥ずべき不起訴処分

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2026年3月17日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
トピック:地域紛争

イスラエルの悪名高いスデ・テイマン軍事刑務所で、パレスチナ人被拘禁者への虐待および性的暴行の容疑に問われていたイスラエル軍兵士5人に対し、イスラエル軍法務総監が起訴しないと決定した。

長年にわたりイスラエル司法制度は、パレスチナ人に対する重大な犯罪の加害者に不処罰を許してきたが、今回の決定はまたしても言語道断の事例となる。ベンヤミン・ネタニヤフ首相がこの決定を歓迎したことも含め、イスラエルの制度が国際法上の犯罪を真摯に訴追する「意志や能力がない」ことを如実に示しており、パレスチナ人にとって国際的な司法こそが唯一残された道で緊急に必要であることを浮き彫りにする。

イスラエルによる占領下のガザ地区のパレスチナ人に対するジェノサイドが始まって以来、イスラエルの拘置施設内でパレスチナ人に対して性的暴力を含む拷問や虐待が行われていることを示す圧倒的な証拠があるにもかかわらず、パレスチナ人被拘禁者への拷問で有罪判決を受けたイスラエル兵士は、これまでにわずか1人にとどまっている。2023年10月以降、少なくとも98人のパレスチナ人がイスラエルの拘禁下で死亡したことが確認されているが、イスラエル当局はいずれに対しても、独立性、透明性、公平性を備えた調査を行わず、国際赤十字委員会(ICRC)などの独立監視団によるパレスチナ人被拘禁者の面会を拒み続けている。

地域的な緊張が高まる中、パレスチナ人が最低限の司法の救済さえ奪われ続けている現状に対し、世界は目を背けてはならない。ローマ規程の締約国は、パレスチナとイスラエルで進行中の犯罪に関する国際刑事裁判所の捜査を支援するために、あらゆる力を尽くさなければならない。」

イスラエルの人権NGO「ハモケド」によれば、現在、イスラエルの刑務所には9,446人のパレスチナ人が拘禁されている。アムネスティは以前、スデ・テイマン刑務所に拘禁されたパレスチナ人たちが外部との連絡を絶たれ、拷問やその他の虐待を受けている実態を記録している。

アムネスティ国際ニュース
2026年3月13日

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