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企業の社会的責任

拡大する企業の影響力

topic_childrens_right_main01.jpg(C) Kadir van Lohuizen/NOOR

規制のないグローバリゼーションによる経済成長を経て、企業は、かつてないほどの力と影響力を持っています。途上国で企業が雇用を生み出し、国家をうるおすといったよい影響になる場合もありますが、現実には、企業活動が人権に悪影響をおよぼし、人びとをより深い貧困に追いやる場合も少なくありません。それなのに、人びとには企業に説明責任を果たさせ、是正させる手段がなかなかありません。金融危機の今、人びとの犠牲はますます大きくなりつつあります。

企業、人権、そして貧困 ~ 人権が貧困を救う

先住民族

資源採掘の影響が、先住民族に打撃を与えることがあります。カナダの先住民族ルビコンクリーの居住地は、開発による豊富な石油、ガスによって、経済的にはうるおっていますが、大規模な開発は、ルビコンクリーの人びとの伝統的な自給自足生活を破壊しました。開発が始まった最初の4年で、ルビコンクリーの人びとのうち社会福祉に頼る割合は、10%から90%にまで上がりました。

水への権利

安全できれいな水を飲むことができないために、深刻な病気が引き起こされ、毎年200万人が亡くなっています。
1984年、インドのボパールにあるユニオン・カーバイド社の殺虫剤工場から有毒ガスが漏れ、7000人以上がその日のうちに死亡し、その後、1万5000人以上が亡くなりました。いまも大気と水の汚染は続いており、人びとは適切な補償を求めています。ボパールの災害は、企業の説明責任について、大きな課題を残しました。

活動家の弾圧

1998年、メキシコのゲレロ州で、農民が企業の資源採掘に関する報告書を提出し、違法な森林伐採を止めるようキャンペーンを展開しました。メキシコ軍は、彼らを反政府グループの一員とみなし、2人の農民を拘禁し、拷問を加えました。2人は、麻薬を栽培し、武器を所有していたという罪をきせられ、4年間も刑務所に入れられたのです。
過剰な伐採による環境面での影響について明らかにしようとする活動家は、報復と投獄に直面することになるのです。

ナイジャーデルタ:石油採掘がもたらす環境破壊と暴力

ナイジャーデルタ(ニジェールデルタ)は、世界有数の湿地帯で、貴重な沿岸海洋生態系で知られています。

一方、石油採掘にともなう原油流出や廃棄物、そして燃え上がる随伴ガス(随伴ガスは原油から分離され、ナイジェリアではそのまま廃棄物として燃やされます)は、ナイジャーデルタによくある光景となっています。

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