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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ自治政府:ガザ地区に基本的必需品の供給を

2008年1月21日
国・地域:イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ自治政府
トピック:地域紛争
アムネスティ・インターナショナルは本日、イスラエルがガザ地区へのすべての燃料供給を停止すると決定したことは集団的懲罰にあたるものであり、人びとの健康を危険な状態においやることになるだろうと語った。

アムネスティは、燃料封鎖およびその他の制限をただちに解除するよう求める。このような制限によって、150万人のパレスチナ人が居住するガザ地区は、2007年6月にハマスの統制下におかれて以降、人と物資の出入りが事実上差し止められている。

アムネスティの中東・北アフリカ部長マルコム・スマートは次のように述べた。「イスラエル当局がガザ地区の境界を封鎖してから、重病患者で外部の病院での治療を受けられずに死亡した人は40人を超えている。しかし電力と燃料の供給が停止した今は、ガザ地区の住民全体が危険にさらされている」。

アムネスティはガザ地区のパレスチナ武装グループによるロケット弾などの攻撃から住民を守るための措置を講じる権利がイスラエルにあることを認めるが、すでに厳しく制限されているガザ地区の住民への燃料、電力、人道援助の供給を停止するイスラエル当局の決定については非難している。

「このような行為は、すでに悲惨な人道的状況をさらに悪化させるためのもので、その矢面に立つのはイスラエルに攻撃をしかけている男性ではなく、病人、老人、女性、子どもなどの最も弱い人びとである。ロケット弾攻撃はただちに停止されなくてはならないが、その実現のためにガザ地区の全住民を危険にさらすことは許されない」とマルコム・スマート部長は述べた。

水をポンプでくみ上げるために使われている電力と燃料は、イスラエルによる封鎖でこれまでもすでに不足していた。こうしたものが不足することで、住民の健康や福祉に深刻な影響が出ている。すでに飲料水や衛生設備のための清潔な水は供給が不十分で、下水処理やゴミ処分もきちんとできなくなっている。食糧と医療品もすでにわずかで、それも電力がないため冷蔵することができず、台なしになっている。

ガザ地区では受けられない緊急治療が必要な重症患者らは、ガザ地区を出ることを禁じられ、その結果約40人が死亡した。こうした禁止をイスラエル当局は具体性のない「治安上の理由」としており、治安対策として代替となる適切な手段を講じてはいない。イスラエルは6月初めにエジプトとガザ地区の境界を封鎖した。ガザ地区から国外に出られる唯一の国境検問所の封鎖により、ガザ地区の人びとは事実上閉じ込められた状態となり、外部の世界と切り離されてしまった。

病人は治療のために外国に出ることを阻まれ、貿易業者や学生は仕事や教育の機会を求めてガザ地区を離れる望みを絶たれている。

ガザ地区への物の出入りに加えられたイスラエルによるすでに厳重な封鎖をこれ以上強化することは、ガザ地区の経済の麻痺を長期化・悪化させることにしかならない。ガザ地区の住民のほとんどはすでに、貧困ライン以下で、国際援助に頼って生きることを余儀なくされている。

「今は、命にかかわるような援助さえ、ガザ地区でもっとも必要としている人びとに届けられない。このようなやり方はやめるべきで、援助物資、燃料、電力およびその他の基本的必需品の供給は今すぐに再開されるべきである」とマルコム・スマート部長は述べた。

アムネスティ発表国際ニュース
2008年1月21日

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