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中国:死亡事件の調査と、平和的な抗議行動参加者の釈放を

2009年7月 6日
国・地域:中国
トピック:先住民族/少数民族
アムネスティ・インターナショナルは6日、ウルムチの当局に対し、自らの意見を平和的に表現し、表現、結社、集会の自由を行使したため5日に拘束された者すべてを直ちに釈放するよう要請する。同地域で起こった抗議行動の後、数百人が逮捕されたとみられ、最大で140人が殺害され、816人が負傷したと伝えられている。

「中国当局は、これまでも繰り返しイスラム教徒であるウイグル人社会の権利を押さえつけてきており、今回の出来事はそのような中での衝撃的な1例にすぎない」と、アムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋部副部長ロージーン・ライフは述べた。「当局は、現在拘禁中の平和的な抗議行動参加者すべてを直ちに釈放しなければならない」

アムネスティは、透明性のある調査を行い、治安部隊の隊員であれ民間人であれ、今回の暴力と死亡事件の責任を問うために公正な裁判を実施するよう求める。

「人の命が失われる悲劇が起きた。これらの死に対して責任ある者すべてを裁判にかけるために、独立した調査を迅速に実施することが必要だ」と、ロージーン・ライフは述べた。「当局によるものであれ抗議行動参加者によるものであれ、暴力や虐待は絶対に正当化できない」

アムネスティは中国当局に対し、 平和的な表現と集会の自由を保護し、恣意的な拘禁と拘禁中の拷問や虐待を禁止する国内法および国際法上の義務を尊重するよう呼びかける。アムネスティはまた、事件を報道・報告するために国内および海外のジャーナリストや独立した監視団が現地に自由に入ることを許可するよう求める。

国営通信社である新華社によると、新疆ウイグル自治区(XUAR)の区都であり800万人以上のウイグル人が住むウルムチの警察は、騒乱を扇動したとされている10人以上の重要人物を含め、数百人の抗議行動参加者を拘束した。警察はさらに約90人を捜索中だと伝えられている。

抗議行動は、2人が死亡した広東省韶関市の工場での暴力沙汰に対し政府が何ら行動を起こさなかったことに抗議して、平和的なデモから始まったと伝えられている。6月26日、新疆ウイグル自治区内で募集されて来たウイグル人がいる工場において、ウイグル人労働者数百人と漢民族の労働者数千人が衝突した。警察は、同工場を解雇された男を拘束したと伝えられている。この男が流したうわさにより、激しい衝突が引き起こされたという。広東省におけるこの暴力事件に対する政府の対応は、ウェブサイトやインターネットコミュニティ上の事件に関する情報を遮断することであり、衝突事件に関連する投稿を削除するよう指示するというものだった。

目の前の暴力の発生に対応すること以上に、当局は、緊張を高めることになった諸問題に対処する必要がある。1980年代からウイグルは組織的で大規模な人権侵害の標的となっていた。これらの人権侵害には、恣意的な拘禁や投獄、隔離拘禁、そして宗教の自由、文化的・社会的な権利に対する厳しい制限などが含まれている。

ウイグル語の使用制限、宗教の自由への厳しい制限、新疆ウイグル自治区への漢民族移住者の継続的な流入などの中国政府の政策は、ウイグル人の慣習を破壊し、雇用上の差別もあいまって、不満と民族的緊張をたきつけることとなった。中国政府は攻撃的なキャンペーンを展開し、その結果、数千人のウイグル人が、自らの権利を平和的に行使したために「『テロリズム』、分離主義、宗教上の過激主義」の容疑で逮捕され恣意的に拘禁された。

アムネスティ発表国際ニュース
2009年7月6日

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