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シリア:4年間の内戦で83%の明かりが消えた

2015年3月25日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:シリア
トピック:地域紛争

(C) © #withsyria coalition and Wuhan University
(C) © #withsyria coalition and Wuhan University

2011年3月15日にシリア内戦が勃発以来この4年間で国内の明かりが83%も減った。国際的に連携する人道支援と人権擁護の団体が明らかにした。

中国の武漢大学の科学者たちが#withSyriaというNGO130団体が連携するシリア支援キャンペーンと協力して衛星画像を分析したところ、夜間にシリア上空から見える明かりは2011年3月以来83%減少していることがわかった。

「内戦が始まってから4年でシリア市民は荒廃した闇の世界に突き落とされた。貧困に喘ぎ、恐怖におののきつつ、友人たちの死や見る影もない故国の惨状を嘆いている」 と、国際救済委員会CEOのデビッド・ミリバンドさんは語る。
「紛争解決の兆しは見えない。20万人以上が殺され、1100万人という膨大な数の市民が故郷を追われた。国際社会はシリアの人々にもっと支援をすべきだ。あきらめずにシリアを明るい国に戻すため、シリアの人々とともに努力を続けていく覚悟を示すべきだ」

#withSyriaは3月12日に、シリアの惨状を強く訴える映画を公開し、withsyria.comのサイトで世界の指導者たちに「シリアに明かりを戻そう」と働きかける署名運動を始めた。指導者たちには次のことを要請している。

  • 人権擁護を核に政治的解決を優先する
  • 第三国への再移住を受け入れることにより難民とシリア国内に残っている人びとへの人道支援を強化する。
  • すべての紛争当事者に対し、民間人に対する攻撃をやめ、支援を妨害しないよう強く求める。

米国シリア系医師会会長のザヘ・サルール医師は次のように語っている。
「国境を越えるテロリストグループが増加し恐怖が広まる中、世界がシリアに注目している。しかしそれに気をとられて、各国政府は苦難と虐待を受けてきたシリア市民に目を向けることを忘れてしまった。シリアの医療関係者、支援活動従事者は毎日、家族や隣人を助けるために身の危険を冒している。しかし国際社会は政治的解決に前向きに取り組まず、暴力と苦しみに終止符を打てていない」

国連安全保障理事会は昨年、シリアの民間人の安全保護と支援のための行動を要請する決議案を採択した。しかし、それ以降も、何千人ものシリア人が殺され、かつてないほどの数の人びとが国を脱出し助けを求めている。NGO団体が3月12日に合同で発表した報告書『裏切り続けられるシリア』で、内戦当事者と世界の大国が、安保理の要求する事項を実行していないと非難した。

ノルウェー難民評議会事務局長で元国連人道問題担当事務次長のヤン・イゲランドさんは次のように語る。
「2014年はこの恐るべき戦争が始まってから最も暗い年になった。民間人の安全は国連安保理が約束したようには守られておらず、支援へのアクセスも改善されず、必要な人道資金は減少している。私たちがこれほどシリア人を失望させていることに、激しい憤りを感じる」

アムネスティ国際ニュース
2015年3月12日

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