アフガニスタン:人道支援活動家の保護を強化せよ

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2015年6月 6日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:アフガニスタン
トピック:

アフガニスタン北部バルフ州ザーリー郡にあるNGO宿舎が6月2日、武装集団に銃撃され、9人が殺害された。そのほとんどが人道支援の活動家だった。アムネスティ・インターナショナルは当局に対して、人道支援活動家への保護策を緊急に強化するよう、改めて要請したい。

襲撃実行犯はまだだれも捕まってはいない。

犠牲になった人びとはチェコの「ピープル・イン・ニード」という団体のメンバーで、地域開発のプロジェクトを実施していた。

アフガニスタンでの支援活動は、大きな危険が伴う。当局がこのような卑劣な攻撃の実行犯に対して適正な処罰を科さなければ、ますますその危険度が増すことになるだろう。

この攻撃について緊急に調査し、彼らを処罰すべきである。それができないのでは、援助活動に従事する人びとを標的にしてかまわないと公言するようなものだろう。

ここ数週間、アフガニスタン全土で武装集団による民間人への襲撃が急増し、多くの死傷者が出ている。人道活動家をはじめとした文民を攻撃の標的とすることは、すべての武装集団が遵守すべきジュネーヴ第4条約の下では戦争犯罪である。

5月14日にも、タリバンがカブール中心部のホテルに激しい包囲攻撃を仕掛けた。犠牲者のなかには7人の人道活動家が含まれていた。

アムネスティ国際ニュース
2015年6月2日

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