アムネスティ日本は、11月7日(水)に、可視化を求める市民集会として、「一部録画は『可視化』じゃない~えん罪自白を“体感”する~」を他団体と共に開催しました。

今回の集会はより外に向けて情報発信していくことを目指し、パフォーマンスを用いた可視化の意義のアピールや、Ustreamでの会場中継を行いました。

社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」による可視化をテーマにしたコントは、とても面白く、わかりやすく可視化の必要性を訴えていました。

机を叩いて大きな音を出す威嚇行為や巧みな利益誘導など、不透明な取り調べの問題点をユーモアたっぷりにアピールするコントに、会場は大笑い。ザ・ニュースペーパーの迫真の演技によって、来場者はこうした問題点をタイトル通り“体感”することができました

後半に行われたパネルディスカッションでは、アムネスティの川上職員が進行を務めました。コメンテーターは弁護士、メディア関係者、そして市民裁判員経験者と、まさに三者三様。それぞれの視点から闊達に議論が行われ、現行の取調べや一部録画の問題点、そして全過程録画の意義を再確認する、またとない機会となりました。

法制審議会では、取調べの録音・録画の法整備について、年内に方向性を示すとも言われています。アムネスティはこれからも、取調べの全過程の録音・録画(可視化)の重要性を訴えていきます。
 

開催日 11月7日(水)
開催場所 弁護士会館


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